「なるほど。私を狂わせる香気を発するのは、そなたの魂か……。罪なる指揮官よ、この私こそロイヤルネイビーのデューク・オブ・ヨークである。私のこの名、よく心に刻んでおくれ」
「私に会えぬことが、それほどまでにそなたを恋い焦がらせたのかしら?」
CV:田中理恵
概要
艦船擬人化ゲームアプリ『アズールレーン』に登場するキャラクターで、イギリス海軍のキング・ジョージ5世級戦艦3番艦「デューク・オブ・ヨーク」がモチーフとなっている。
2018年2月のイベント「凛冽なりし冬の王冠」で登場。イベント開始当初は新規に登場した7隻の中で唯一キャストが未定となっていたが、3月8日のアップデートで音声が追加された。田中理恵は1月に開催されたコラボレーション「別次元からの来訪者」のネプテューヌ/パープルハート役以来の出演。
ロイヤル所属。アズールレーンのキャラとして初のエルフ耳を持つ。
極北の海でロイヤルメイド隊を待ち伏せしていたシャルンホルストとの宿命の対決で絶体絶命の危機に瀕したベルファストの前に颯爽と現れ、形勢逆転の口火を切る。
キャラクター像
「プリンス・オブ・ウェールズの同型艦にして、彼女に「危険」と言わせた存在。普段は高貴で妖艶な雰囲気をまとうが、戦闘では平然と残忍な戦いをするなど、二面性がある。とある理由から指揮官を独占しようと狙っているらしい。」(公式twitterでの紹介)
鉄血のグラーフ・ツェッペリンのような、芝居がかった台詞回しが特徴的。あちらよりロマンス寄りである。
指揮官のことを「不浄なる蛇」と意味深な別名で呼ぶ。親愛度が「愛」の時にも「無知なる蛇」と呼ぶ。
「不浄」「無知」という語を含むが、彼女の中で見下すニュアンスは無いようだ。
それどころか公式twitterでの解説通り指揮官にベタ惚れで「魅せるナルキッソス」「凱旋の小夜啼鳥(ナイチンゲール)」と歯の浮くような言辞すら口にする。
「安心して目を閉じなさい。私の胸の中にいる限り、何も考えなくていいのよ」と指揮官の弱さをも受け入れる姿勢も見せるが、失望時には「もう少し乱暴になっても…よさそうね……」とやや不穏な言動をする。
指揮官の集中する姿を「ミケランジェロの彫刻」に喩えるが、ミケランジェロの卓越した彫刻作品には「バッカス」像や「反抗する奴隷」像のように、体つきがけっこうだらしなくそこまでハンサムでない造型のものもある。
彼女から見た指揮官が、これらの非ハンサム系の彫刻のように見えているのか、全てにおいて端正なダビデ像のように見えているのかはプレイヤーの解釈に委ねられている。
性能
40秒(最大強化時20秒)ごとに、当たった敵の移動速度を6秒間4割減らす支援砲撃を一発放つ「血煙の協奏曲」、各戦闘における最初の主砲のダメージが2割(最大強化時5割)上がる効果と、二戦目、二者目以降も主砲が当たった敵が受けるダメージが3パーセント(最大強化時12パーセント)増加する効果を兼ね備えた「滅亡の悲嘆調」の二つのスキルを持つ。実質三つのスキルを持つようなものである。
副砲装備の威力補正が200パーセント、また攻撃モーションの短さによる命中率の高さと、高いポテンシャルを持つ艦である。
関連タグ
プリンス・オブ・ウェールズ(アズールレーン):キング・ジョージ5世級2番艦で、デューク・オブ・ヨークの姉妹艦。