もしかして→仮面ライダーG4
ギガント
未来少年コナンにおいて物語のトリを飾ることになった最終兵器。
西暦2008年に勃発した最終戦争において使用され、五つの大陸を海に沈めた凶悪兵器:超磁力兵器を内蔵した最後の機体である。未来少年コナンのアバンタイトルではこのギガントのように超磁力兵器を備えた航空戦闘機が空を覆うほど展開されている様が描写されている。そりゃ、近代文明滅びるわ・・・。
物語の舞台の一つ、インダストリアに最後の一機が保存されており、世界征服を企む行政局局長レプカの手によって復活し、再び世界を炎に包むために飛び立った。
巨人(ギガント)の名を冠するに相応しい巨躯を誇る機体で、単体で衛星軌道上まで飛行する能力を備えている。物語の鍵となる”太陽エネルギー”を原動力としており、ひとたび飛び立てば衛星軌道上で太陽エネルギーを吸収し半永久的に活動できる超兵器である。独立した要塞とも言える空の城とはレプカの談である。
しかし、超人コナンとその仲間ジムシィとダイス船長のトリオによって内部を散散に破壊され、レプカもろとも海中に没することとなった。どんな超兵器であろうと、結局は使う人間次第であるということなのだろう。外の敵に対しては無敵のギガントも、中で暴れる人間に対しては無力であった。
このギガントが飛び立つシーンは本作の名シーンの一つで、迫力満点な映像が展開されている。
なお、ギガントのデザインは当時としては不評を買っていた。
外見上のデザインの元ネタは、メッサーシュミット社が第二次大戦中に開発した大型輸送機Me323である。こちらもその巨体から”ギガント”の愛称で呼ばれていた。
後の風の谷のナウシカにもこのMe323をモチーフにした大型輸送機バカガラスが登場する。無論こちらはギガントのような超兵器ではない。