概要
古くは尾張国(現在の愛知県西部)であったが、1586年(天正14年)の木曽川の氾濫により木曽川の位置が変わり、美濃国に移り、尾張国葉栗郡から美濃国羽栗郡となった。
かつての地名は「傘町」。1662年(寛文2年)、正式に美濃郡代の陣屋を傘町に移転したさいに、「傘町」を「笠松」に改名したという(異説有り。)
江戸時代は幕府直轄地として笠松陣屋が置かれ、江戸時代の終わりには笠松県の県庁、明治時代の初期には岐阜県庁が置かれており、県庁が岐阜市に移るまでは、岐阜県の中心となっていた。
有名な場所として
- オグリキャップや地方競馬から中央競馬への移籍騎手第一号となった安藤勝己、柴山雄一らを輩出した地方競馬の笠松競馬場
- 全国高等学校サッカー選手権大会で準優勝したこともある強豪で、山本寛斎やMr.マリックがOBの岐阜県立岐阜工業高等学校(通称『笠高』・『笠工』)
- 全国に9か所ある女子刑務所のうちのひとつ、笠松刑務所
がある。
略歴
1875年(明治8年)1月、 旧・幕領の笠松村、徳田新田、奈良津新田が合併し笠松村となる。
1889年(明治22年)7月1日 羽栗郡笠松村が町制施行し笠松町成立。
その後羽島郡へ移り、周辺の村の一部を編入しながら、戦後松枝村、下羽栗村を編入。