概要
大阪府八尾市山本高安町一丁目1-46にある地上駅で近鉄八尾駅が管理している。駅番号はD13。
準急以下の列車が停車する。ただし近鉄鉄道祭り開催時のみ、急行が臨時停車することがある。
駅構造
島式2面4線の待避可能な地上駅で、橋上駅舎で隣りの河内山本駅に次いで2番目に古い。10両編成の構造。
内側(2・3番のりば)が本線、外側(1・4番のりば)が待避線である。1番のりばから名張方へ延びる形で10両分の引き上げ線があり、高安止まりの電車や回送電車が一度引き上げ線に入った後、3・4番のりばに入る。なお2番乗り場からも入線は可能である。またすぐ西側にかけて高安検車区(高安車庫)・高安検修センターがあり、当駅発着の列車、および連結する準急以下の列車が入線することや回送列車がホームに入線せず、車庫へと入線する。
大阪上本町駅から準急、区間準急の列車は当駅まで10両での走行することができるも、河内国分方の準急以下の停車駅は6両までの構造のため、朝の上りのラッシュ時の快速急行の送り込みの代用として準急、区間準急が当駅まで走行し、切り離している。同様に夕方のラッシュ直前でも当駅で上り方面の準急、区間準急の列車が増結を行っている。以前は朝のラッシュ時に当駅で準急の連結が行われていたが、全て6両に統一された。
停車電車
準急以下の一般列車が停車し、急行以上の列車との待避待ちを行い、準急、区間準急の列車が普通電車との緩急接続を行う。
日中は毎時3本の区間準急と普通列車に加え、大阪方面からの普通電車の毎時5本の内4本が当駅折り返し運転を行っている。20時~23時にかけてほぼ全ての普通電車が当駅で折り返したりと、終日にかけて行われており、終電列車も設定されている。
ラッシュ時にかけて当駅始発の準急が数本設定されており、平日のみ当駅止めの準急が設定されている。
上記のようにラッシュ時は準急、区間準急の列車の増結、切り離しを行っている。
早朝の始発に大和朝倉行き普通電車が1本、終電には名張発の当駅止まりの普通電車、平日の朝のみ榛原発の当駅止まりの普通電車が設定されている。
通常は準急以下のみの停車だが、近鉄鉄道祭り開催時のみ、急行列車が停車し、ホームやコンコースの発車標も急行表示に対応している。
高安検車区(高安車庫)・高安検修センター
当駅すぐ東から西にかけて踏切を隔てて隣接しており、高安検車区は、大阪線車両の所属基地で車庫は駅を挟み南北に留置線が広がり、切り離した車両や特急列車が留置しており、ホームに回送車として入線したりする。洗車用の引き上げ線は河内山本駅付近まで伸びている。
高安検修センターは、新造車両をメーカーの近畿車輛から最初に搬入する場所で、整備を行った後各線に配属され、経年車両の車体更新工事も行われる。
隣の駅
準急
河内山本駅(D12)-高安駅(D13)-河内国分駅(D18)
区間準急・普通
河内山本駅(D12)-高安駅(D13)-恩智駅(D14)