概要
ダブル立直(ダブルリーチ)とは、麻雀における役のひとつ。
1順目(つまり最初の一手)で立直を宣言し、和了すると成立する役。2翻。
通称「ダブリー」と言われる事が多く、両立直、W立直とも書かれる。
戦前のアルシーアル麻雀では現在の立直に当たる役が存在せず、ダブル立直に当たる役が「立直」であった。
後に局の途中で聴牌を宣言する「途中リーチ」のルールが追加され、本来のリーチの条件を満たした場合はリーチ2つ分と見なされ、ダブル立直の名称が広まったとされる。
配牌か最初のツモで聴牌しなければいけないため、運の要素が強い。天和か地和になり損ねたケースとも言える。
さらに子の場合だと、誰かが副露(ポン、チー、カン)した時点で権利が失われる。三人麻雀だと抜きドラも入る場合があり、その場合は親でも権利を失う可能性がある。
宣言した時点では宣言牌以外に安全牌が全くわからないため一発が成立する確率も高く、やられた人にとっては脅威である。
反面、運の要素が強い以上、必ずしも有利な両面待ちになるとは限らず、和了れないまま何巡もしてしまうと不利でもあり、追っ掛け立直で追い込まれてしまう事もある(そもそも先制立直したからと言って必ずしも有利になるとは限らない)。
高い手を狙えるなら、敢えてダブル立直を避けるのも一つの手。
ダブル立直をした上で海底撈月あるいは河底撈魚で和了すると、ローカル役満・石の上にも三年になる。
脱衣麻雀等の「イカサマ麻雀」系統では、イカサマアイテムなどのギミックで簡単に成立しやすい。ぶっちゃけ「4面子1雀頭」すら理解していない初心者でも、イカサマアイテムを使ってこれを連発すれば、いつかはアーケードの脱衣麻雀をクリアできる。