概要
もとは敵組織の少女幹部でありながら、光落ちを遂げてプリキュア側に寝返った2人である。
両者とも所属組織のスパイとして主人公の身近に潜入しながら、プリキュアメンバーたちとの交流を重ねる中でその優しさに触れて心変わりしてゆき、ついに組織を離反するに至った経緯が非常に似ている。年来のプリキュアシリーズのファンであれば、ルールーの境遇を見て誰もがせつなを思い出したことだろう。
しかも両者とも、敵幹部としての最後の戦いでピンクチームの主人公と拳で語り合い、それを通して和解に至ったというのも共通である。
また、他にも共通点があり、特に『バトルの際に悲鳴を上げながら臨む。』（せつなはナキサケーベ使役、ルールーは心を持ったが故の痛み）、『一度ロストした。』（せつなは組織からの強制死亡、ルールーはプリキュアをかばって機能停止）の2点（ただ、せつなとルールーでは順番が逆）が挙げられる。
なお、せつなは光落ち後にラブの家で暮らすことになり、また彼女の学校に転入しているが、ルールーは敵幹部だった時点ではなの家にホームステイし、彼女の通う学校にも入っていたという違いがある。また、他の相違点として、『せつなはラブ以外のプリキュアから疑いの目を向けられていたが、ルールーははな以外のプリキュアからも全面的に信頼されていた。』、『せつなはコミュニケーションで特に問題は無いが、ルールーは情緒を解さない言動が多かった（次第に改善）。』、『せつなは敵対時の二人称は「お前」「貴様」だったのに対し、ルールーは敵対時も「あなた」。』、『せつなの瞳にハイライトが入るのは自分からプリキュアに変身する際で、ルールーははぐたんに頭を撫でられた際。』、『せつなは当初はプリキュアと馴れ合う事を避けていたが、ルールーは遠慮なく抱擁するくらいだった。』等、結構多い。
さて問題は、せつながキュアパッションとして覚醒し、フレプリチームの仲間に加わったように、ルールーもプリキュアへの覚醒を果たすかどうかだが…。
