2011年7月16日公開。2作合わせてシリーズ14作目かつベストウイッシュシリーズ第1作としている。
元々は『ビクティニと黒き英雄ゼクロム』のみが第14作として発表されていたが、後に『ビクティニと白き英雄レシラム』の上映が公表され、シリーズ初の2作品同日公開となった。
劇場版では数少ない、既に発表済みの伝説のポケモンをメインとした作品。
両作品は基本的なストーリーは共通しているが、以下のような相違点がある。(ネタバレ注意)
・『黒き英雄』ではゼクロムが、『白き英雄』ではレシラムがサトシに協力をする。それに伴い登場人物のセリフや重要アイテムに変化がある。
・一部の登場ポケモンが変化している(『白き英雄』ではゴルーグ、『黒き英雄』ではサザンドラが色違いであることなど)。
・『黒き英雄』には荒野に住む大地の民・セードが登場し、『白き英雄』では氷原に住む大地の民・オードが登場する。
・物語冒頭でドレッドが訪れる大地の民の集落が『黒き英雄』では荒野になり、『白き英雄』では氷原になっている。
・一部のシーンが左右反転している。
・一部のBGMが違う。なお『黒き英雄』の劇伴担当は他の劇場版やTVシリーズでの宮崎慎二氏では無い。
・エンディングの曲が違う。いずれもEveryLittleThingが担当し、両曲は同じメロディーだが、歌詞やアレンジ、曲構成などが異なる。
・配信ポケモンに関する説明は『黒き英雄』はジョーイが、『白き英雄』はジュンサーが担当。
興行収入も2作まとめて合算され、43.3億円となった。2作合わせて前作(41.6億円)と同程度な事からもわかる通り、この作品以降ポケモン映画の興収は急降下していく。(AG1作品目から今作まで興行収入が約40.0億円あたりをキープしていた。)