概要
CV:濱田岳
ポケモン劇場版シリーズ第21作『みんなの物語』に登場する人物で、本作のキーパーソンの1人。マッドサイエンティストである。
色付きの片眼鏡に長い前髪と、いかにもコミュ障な風貌をしている研究家。
気弱で人付き合いが苦手なため、自分に自信が持てず相棒のラッキーになぐさめられてばかりいる。
ポケモンの技や特性を主に研究しており、ポケモンに関する知識と愛情は誰にも負けない。
風祭りには、パビリオンの1つとして研究発表会を開くために参加していた。
しかし発表会前日に、研究発表者からの急な欠席の知らせを受けて頭を抱えることになる。
どうすればいいか悩んでいたところ、大勢の人の前で堂々と話をするカガチを風祭りの会場で見かけ「自分もあんなふうに人前で話せたら」と羨ましく思う。
その後、心を許せる人間が近くにおらず、自分ひとりで発表者の代役を探さなければならない状況の中、ゲットレースのために、ポケモンに詳しい人物を求めてパビリオンを訪れたカガチと出会う。
カガチから「姪のリリィの期待に応えるべく、ゲットレースで優勝するために協力してほしい」と頼まれ、トリトは、以前カガチを見かけた時に「演説がとても上手」だと思っていたことから、カガチに発表者の代役を務めてもらうことを条件に不正を協力する
ゲットレースでは、手持ちのヒトデマンをカガチに渡し的確な指示を行いカガチを優勝へと導いた。トリトは、無事約束を果たせたことに安堵する。
翌朝、大規模ないたずらが起きて風祭りが急遽中止となる。
それに伴って研究発表会も開催が見送られることになるが、トリトはあまり残念に思わなかった。
トリトは、研究自体は大切だと考えているようだが、発表会を開くことや研究が注目を集めることについてはそれほど重要だと思っていないようであり、今回の発表会が中止になる可能性がある状況下でも、のんびりとポケモンたちにポケモンフーズを与えていた。
しかし、運営や街の人たちの協力により安全の確認が取れたため、風祭りが再開することになる。
風祭り再開は研究発表会の開催も意味しており、パビリオンで再開の放送を聞いたトリトは呆然と立ち尽くす。カガチを待つものの、発表の時間が来て自身で発表することになる。
そして、トリトが行っていた研究により町が壊滅の危機に瀕してしまい……。
手持ちポケモン
トリトの相棒。
いつも近くでトリトを見守っていて、勇気を出せないトリトの背中を押すこともしばしば。
トリトからは、甘えられて頼りになる存在だと思われており、ラッキーの優しさを一番わかっているのもトリトである。
トリトのそばにいるポケモン。
ゲットレースの時に、トリトから「無理をさせないように」との約束で、カガチに貸し出された。
ゲットレースの後は、トリトから体を拭かれるなどの労いを受けた。
ラッキーやヒトデマンの他に、トリトのそばにいるポケモンたち。
余談
トリト役を演じた濱田岳とサトシのピカチュウ役の大谷育江は『ONE PIECE FILM GOLD』でも共演している。また、映画『ONE PIECE』で共演した著名人がポケモン映画に出演するのは、竹中直人、中村獅童、古田新太に続いて4人目である。
