諸元
身長:51.3m
体重:1270t
飛行速度:マッハ3
装甲材質:特殊金属バルバジウム
(反バイオ同盟によって生み出されたジルバイオンに匹敵する超金属)
解説
「超電子バイオマン」終盤(48-50話)に登場(それ以前では37話と38話でのバイオ星での過去のシーンで描かれた)。
反バイオ同盟がバイオ粒子とそれを持つ者を抹殺するために、シルバと共に創り上げた巨大ロボット。
無尽蔵と言える膨大な反バイオ粒子エネルギーを動力源とし、そのエネルギー余波はバイオ粒子を持つ者を苦しめるだけではなく、柴田博士の良心回路まで無効化する。
特殊金属バルバジウム製装甲はバイオ粒子斬りも通じない頑強な硬度を誇り、飛行速度はマッハ3。一定距離内ならシルバの通信機により無人でも少々の行動は可能で、他の者が操縦していても、シルバの呼びかけにより機能を停止する。
シルバは地球飛来時にバルジオンと逸れてしまい、バイオマン打倒の為に捜し回るが、バルジオンはシルバ以外でも操縦できるためギアも自己の戦力にしようとこのロボットを追い求める。
武装は胸部中央の装甲を展開して発射する反バイオ粒子砲を主力として、スーパーメーザーにも劣らない切れ味の必殺剣バルジオンメーザー、その剣撃にも耐える硬度を持つ左腕に固定された盾と、バイオロボに比べると武装は少ないものの、主力武装である反バイオ粒子砲は特に強力で連射可能でかつ驚異的な威力を誇り、さらに常時放出される反バイオ粒子のエネルギー力場が相乗しバイオロボを敗北寸前に追い詰めた。
なおバルジオンメーザーと盾の使用は初登場の48話のみ。
「アンチバイオロボ」に恥じないデザインにしようと意気込んだ出渕は、バルジオンをヒーローメカさながらの正統派路線でデザインした。また、48話での出現時と50話でのバイオロボとの決戦ではオーケストラを使った荘厳で重厚なBGMが使用され、その印象をより深いものにしている。
なお、49話でファラが操縦席からシルバにファラビームストームを浴びせた描写から、操縦席は頭部にあると思われるが設定などが非常に少なく、判然としていない。
海外で放映された際は名称がバイオデストロイアーに変更された。
後のいくつかの戦隊シリーズに登場する、主人公ロボを圧倒する戦闘能力を持つ強敵ロボット(『ライブマン』の「ギガボルト」、『ジェットマン』の「ベロニカ」、『ファイブマン』の「黒ゴルリン」と「ビッグガロアン」、『ゴーカイジャー』の「グレートワルズ」など)の原点的キャラクター。)
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凄いロボット