概要
台風につけられる名前の一つ。命名国はフィリピンで、意味は「鋭さ」。
2004年台風28号「タラス」
日本への上陸は無し
2011年台風12号「タラス」
大型台風。四国に上陸し、中国地方へと真っ直ぐ北上して抜けていった。
動きが遅かったために雨台風となり、奈良県で記録的豪雨を観測。紀伊半島を中心に土砂崩れが発生。離れたところでは埼玉県でも土砂崩れが起きた。
和歌山県の世界遺産「熊野那智大社」では裏山が崩れ、本殿の一部が土砂に埋まった他、「那智四十八滝」のうち「文覚の滝」に巨岩が崩落して滝自体が消滅した(参考リンク)。
和歌山県、奈良県、三重県に甚大な被害を出し、死者83人、行方不明者15人(計98人)という戦後最悪クラスの死者を出した。負傷者だけでも重症・軽症合わせて113人を数えている。
なお、平成16年台風第23号「トカゲ」もこれに並ぶ死者・行方不明者計98人を出している(負傷者は500人を超えているが…)。
この豪雨災害は「紀伊半島豪雨」または「紀伊半島大水害」と呼ばれている。
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