1.ハードウェアとのやり取りを抽象化してアプリケーションに提供するソフトウェア。一般的な意味ではパソコンやワークステーションの操作環境となる基本ソフトを指すことが多い。
2.小川精機株式会社(⇒外部リンク)の略称。
3.劇場版ソードアート・オンラインに登場するARMMORPG「オーディナル・スケール」の略称。
本項では主に1について解説する。3は該当項目を参照。
コンピュータ工学的な意味におけるOS
ハードウェアとのやり取りを抽象化してアプリケーションに提供するソフトウェア。ライブラリと言われるソフトウェアの機能部品を大量に持っており、アプリケーションはこれを利用するだけでかなりのことができてしまう。
パソコンや携帯情報機器などのほかにも、普段OSの存在を意識しない(あらかじめ機能が固定されており、アプリケーションが動作しない)様々な機器においても使われている。制御装置などではその処理に特化するため、制御する対象向け専用のOSを採用する例もある。たとえば自動車や電話交換機などのOSは専用の用途に特化しているため、ユーザ側は一部の設定を変更するくらいの操作しかできない。
一般的な意味におけるOS
ウィンドウシステムやライブラリ、システム設定ツールやエディタなどの基本ソフトを含んだ操作環境。パソコン用のOS(オペレーティングシステム)には、Windows、Mac OS X、Linux、FreeBSDなどがある。
これらを擬人化したOSたんやOS娘等を指し、OSと呼ぶことも。
現在のOSが一般化する前はMS-DOSやCP/Mといったオペレーティング環境が使われていた。このようなシステムではハードウェアの抽象化が不十分であり、グラフィックスの表示はハードウェアに依存せざるを得ず、ハードウェアの設計が変更されるとソフトやデータの互換性がなくなった。
複数のアプリを動かさないゲーム機は、ハードの性能を限界まで引き出すためにOSを使わないのが普通だったが(アプリ以外にOSが立ち上がっていればそれだけメモリを食う。WindowsCEを採用した事で話題になったDreamcastも、実際にWindowsを利用したゲームソフトは少なかった)、Xbox360とプレイステーション3では、利便性向上やCPUのマルチコア化に伴い、パソコンと同様に常にOSが立ち上がる方式となった。
2の概要
ラジコン用エンジンの有名どころ。ライブスチームも手がけているがウェブサイトのURIは区別するためか異なる(⇒外部リンク)。ただし、この場合は「O.S.」とピリオドがつくことが多い。