上オティ
かみおてぃ
概要
2014年1月10日に発売された『新約 とある魔術の禁書目録』9巻にて、敵とされてきた「グレムリン」のボス魔神オティヌスと、主人公上条当麻のカップリングの事。(以下多少のネタばれあり
昔からのヒロイン、インデックスや御坂美琴を押しのけ、ファンの間では1つの波を起こすほどの人気を出している。その主な理由は、
- 上条とオティヌスの2人だけで過ごした圧倒的な時間
(少なくとも、いくつもの世界の構築、その世界を上条に体験させ絶望に陥れる時間。何度もループしており数千億年~兆くらいに達すると見られる)
- かつて敵だったオティヌスに手を差し伸べ、世界中を敵にしてでも彼女の命と笑顔のために、たった1人で唯一の理解者として右手を握って立ち上がった上条、という構図から
なおpixiv外では、新約9巻後の短期間に相当な数のssが書かれている模様。
肝心のデレ
2014年5月10日に発売された新約10巻において、上条は本当に世界の全てを敵に回した。
ボスラッシュの人物達は以下の通り。
- 『学園都市最強』一方通行
- 『数の暴力』アニェーゼ=サンクティス部隊
- 『七つの大罪』サーシャ=クロイツェフ&ワシリーサ&ロシア成教
- 『四人の聖人』キャーリサ&騎士団長&アックア&神裂火織
- 『万能職人』マリアン=スリンゲナイヤー
- 『歴戦の勇者たち』米軍
- 『無限の弾幕』ファイブオーバーモデルケースレールガン
- 『超電磁砲』御坂美琴
- 『全知と行使者』インデックス&レイヴィニア=バードウェイ
- 『第二の聖人』シルビア&ブリュンヒルド=エイクトベル
- 『全能神』トール
- ???
どれもこれも「幻想殺し」があるからどうにかなるや、といったレベルではないことは十分お分かりいただけるだろう。
とはいえ、神裂火織や、インデックス、アニェーゼに関してはほぼフラグが立っていた故の勝ち。
御坂美琴は電撃を浴びせる事に遂に成功したが虚しさを覚えた、
一方通行に関しては本気でなかった、など戦いと言ってよいのか怪しい時も多々・・。
それでもラストは響いたと思う・・。
女神の渾身のデレに関しては、タイプ的にはクーデレと思われる。
因みにオティヌスが上条を呼ぶ時は基本的に『人間』。
デンマーク人からのお言葉、外で羽目を外すならせめてカー●ックスにしておけ、
上条からの言葉で、まずはちゃんとした下着を・・等の言葉にはかなり反応していた。
上条がマントを噛む際、汗を指摘された時も・・。
なお、何故か馬乗りになって殴るのが彼女の怒った時の対応のようだ。
上条とは喧嘩になっていたりもしたが随分と可愛いもので、
上条が脱臼した際は治したり、地理的な知識を披露したりと中々上条の役に立っていたりもした。
そして、オティヌスが頬を緩めたシーンはやはり感慨深い。
上条のパン屋だろうが、花屋だろうが好きな物になればいいという言葉に対し、
オティヌスはなりたいものを理解者の上条にさえ口にしなかったのは、気になった人も多いと思う。
上条を心底信頼しておりお互いに庇いながらも目的地を目指す2人は、
正に理解者と言えるのだが、最後は・・。
なお、新約10巻では満を持して新約初の上条の名言
「その幻想をぶち殺す!」が、叫ばれる。
その叫ぶ対象となる相手は……ぜひとも本編を見て確認していただきたい。
今まで叫ばれていた対象とは、少しだけ違う事にも注目。
その後
ここから先の展開を記すのはネタバレになる。
気になる方は、本編を確認するかオティヌスの記事を参照。
読者からはもはや「殿堂入り」とまで言われる上オティ。
ひとまずこの記事は、上条とオティヌスの関係を端的に表した会話を引用して終わりたい。
「……お前は、本当に俺の『理解者』なんだな」
「今さら何を言っている。定義の確認でもしたいのか?」