不機嫌なモノノケ庵
ふきげんなもののけあん
概要
ガンガンONLINEにて連載中のワザワキリの和風ファンタジー漫画。
既刊は2018年10月時点で、11巻+ファンブック1巻。
第12巻は12月22日発売予定。アニメイトでは通常版に加え、ビッグアクリルキーホルダー付きの限定版も同時発売予定。
メディアミックスとして、アニメ化が決定し、続いて舞台化もされている
ストーリー
妖怪にとり憑かれて、高校入学以来、7日間保健室登校の芦屋花繪。
どうにかしたいと縋ったのは、四畳半の茶室「物怪庵」の主・[[安倍晴齋]だった――。
様々な理由で、現世(うつしよ)に迷い込んだ妖怪を救い隠世(かくりよ)へ導く、不機嫌主(あるじ)のモノノケ奇譚、開幕――。
主な登場人物
物怪庵
芦屋花繪(CV:梶裕貴)
ひょんなことから妖怪がみえるようになった高校一年生。自身に取り憑いたモノノケを安倍に払ってもらったことを切っ掛けに、物怪庵で奉公人をすることに。その優しい性格が災いし、時には面倒な仕事を増やしてしまうことも。安倍曰く、「五歳児」。
安倍晴齋(CV:前野智昭)
いつも不機嫌そうな芦屋の同級生。現世にいる妖怪を隠世へ祓う店“物怪庵”の主をしており、人間と妖怪分け隔てなく仕事を請け負っている。隠世では、「噂の二代目”物怪庵”の主」と言われている。
物怪庵
茶室そのものが妖怪で床の間にある掛け軸で意思の伝達をする。物怪庵の初代主は「アオイ」という名の妖怪だった。
モジャモジャ
通称「モジャ」だが、安部は「毛玉」と呼んでいる。
元は飼い犬だったが、死んで妖怪になり、誰にも見られなかったことで見ることが出来た芦屋に取り憑いていた。安部に隠世へと導いてもらったが、芦屋と再会した今では物怪庵の奉公人をしている。
芦屋にとても懐いている。
主人公らを取り巻く人々
現世
実家の寺を継ごうと考えていたが、父親に反対され、思い悩んでいた。
芦屋のおかげで父親に起こった異変と父親の気持ちも知ることができた。安倍と同様に芦屋と同級生。狐の妖怪(ヤヒコ)に噛まれて妖怪が見えるようになる。
百年以上生きている妖狐。安部が小さい頃に3日間山で遊んだことがある。
隠世
安部が薬(妖怪用)を入手している隠世の薬局・亀薬堂の店主。薬オタクで、お気に入りである安部の身体(特に目)で薬を作ったら良薬が出来ると豪語したり、芦屋の耳を気に入って「両耳を売らないか」とお願いしたり、割とマッド。
シズク(CV:橋本ちなみ)
亀薬堂の奉公人。主であるコウラへは並々ならぬ好意を抱いているため、彼女のお気に入りである安部へは猟奇的に嫉妬の感情を零す。その時の効果音は「ジェラッ」。
人への変化は不完全で、イモリの尾が見えてしまっている。
立法様(CV:諏訪部順一)
蠑螈池に棲むシズクの兄。隠世社会を統制している3人の権力者(三公)の一人で、安部の上司。
『奉公人の決定権は主にある』、『物怪庵の主はどんな法律違反も罪に問わない』など隠世の法律を作る権利を持つ。
他の2名も獣の形態があり、シズクがイモリの妖怪である事から獣形態は恐らくイモリ。
安部曰く、「ヘビースモーカーで酒豪でバクチ好きの色魔でシスコン」。
司法様(CV:下野紘)
虎(のような見た目)の妖怪。
隠世社会を統制している3人の権力者(三公)の一人で、その名の通り、法を司る。
法律違反者を捕縛し、裁く白洲獄を統括している。
マイペースなダウナー系。
行政様(CV:遊佐浩二)
巨鳥(のような見た目)の妖怪。
隠世社会を統制している3人の権力者(三公)の一人。
比較的人間に対して穏やかに接する他2名と違い、人間嫌い。特に芦屋に関しては「危険な存在」と見ており、排除するべきであると考えている。
TVアニメ
2016年2月にTVアニメ化が決定し、2月11日にティザービジュアルが解禁され、アニメの公式サイトがオープンした。
その後、同年3月10日の情報解禁により、放映時期や主要キャラクター二名のキャストなどが発表された。放映時期は2016年7月開始予定。
公式サイトとYoutubeにて、PVの他にTVアニメ化記念特別企画として、モーションコミックが期間限定で配信された。TV放送の他、ニコニコ動画を始めとする6つの動画配信サイトでも配信された。
Blu-ray・DVDは全6巻が発売中。2018年2月21日には、Blu-ray&CD完全BOX【永久保存版】も発売された。
2018年6月22日、同日発売の第11巻の帯にて第2期の制作が決定したことが発表された。
9月13日に第2期のPVが公開。
10月11日には放送時期が2019年1月であること、第2期のメインビジュアル、第2期のタイトルが『不機嫌なモノノケ庵 續(つづき)』であることが発表された。
制作スタッフ
監督 | 岩永彰(第1期)→川崎逸朗(第2期) |
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シリーズ構成 | 吉岡たかを |
キャラクターデザイン | 影山あつこ |
美術監督 | 小野智広 |
色彩設計 | 阿部みゆき |
撮影監督 | 安西良行 |
編集 | 佐々木紘美 |
音響監督 | 森下広人 |
3DCGディレクター | 伊東巧右平(ダンデライオン) |
音楽 | 高梨康治(Team-MAX) |
製作スタジオ | ぴえろプラス |
主題歌
第1期
オープニングテーマ「トモダチメートル」
作詞・作曲・歌 - The Super Ball / 編曲 - Takahiro Yamada
エンディングテーマ「扉のむこう」
作詞・作曲 - 宮原康平 / 編曲 - 立山秋航 / 歌 - 芦屋花繪(CV:梶裕貴)・安倍晴齋(CV:前野智昭)
第2期
オープニングテーマ「」
作詞・作曲・歌 - / 編曲 -
エンディングテーマ「」
作詞・作曲・歌 - / 編曲 -
各話リスト
第1期 | 放映期間(2016年7月~9月) | 第2期 | 放映期間(201年月~月) |
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話数 | サブタイトル | 話数 | サブタイトル |
第1話 | 厄始 | 第1話 | |
第2話 | 蟻犠 | 第2話 | |
第3話 | 禅子 | 第3話 | |
第4話 | 隠世 | 第4話 | |
第5話 | 法池 | 第5話 | |
第6話 | 輪求 | 第6話 | |
第7話 | 逢遭 | 第7話 | |
第8話 | 待延 | 第8話 | |
第9話 | 隔段 | 第9話 | |
第10話 | 木偶 | 第10話 | |
第11話 | 紫陽 | 第11話 | |
第12話 | 憂離 | 第12話 | |
第13話 | 團圓 | 第13話 |
舞台
3月10日のTVアニメ追加情報発表と共に、舞台化決定も報じられた。
2016年9月7日(水)~11日(日)に赤坂RED/THEATERにて公演された。
陳内将、入江甚儀、元木聖也、原嶋元久の4人のキャストが全員二役を演じ、毎ステージそれぞれ入れ替わりで芦屋、安部を演じるという一風変わった配役となっている。(つまり、芦屋も阿部もクワトロキャスト)
発売中のDVDには、9月10日12時の陳内&入江ペア、16時の入江&原嶋ペア、19時半の原嶋&元木ペアの公演が収録されている。