概要
ロザリーヒルの塔に住んでいるエルフ族の少女。
彼女が流すルビーの涙を目当てに過去に人間族から酷い仕打ちを受けていた所を魔族の青年ピサロに助けられ、彼から『エルフの娘では、いちいち呼ぶのも大変だな…これからお前は「ロザリー」と名乗るがよい。』と現在の名前を授かった。(名前の由来は、彼が世話になっている村の名前から)
普段の生活はロザリーヒルの塔内で護衛のピサロナイトとスライムと一緒に生活している。
人間族を殲滅することを胸に計画を進めるピサロに『人間族を殲滅することは やめて欲しい』と何度も頼むのだが、自身の過去を知っているからか中止することはしなかった。
しばらくして、自身を訪ねて来た勇者一行に『ピサロ様を止めて欲しい』と頼み込むが、その後、人間族に襲われてしまい帰らぬ人になってしまった。
だが、彼女を殺めた真犯人は……?
なお、リメイク版ではロザリーヒルに墓ができており、1000年に1度咲くといわれる「世界樹の花」を供えると蘇生するイベントがある。真相を何となく把握しているようであり、ピサロの暴走を止めるためにパーティへ同行する(戦闘には参加しない)。そしてピサロのもとへ連れて行くと、そのルビーの涙によってピサロが自らに施した進化の秘法を中和。ピサロを説得し、彼をパーティへ加入させる。
リメイク版で公式イラストが登場したピサロと違い、ロザリーは現在まで公式イラストが存在しておらず、4コママンガ劇場などでは各作家ごとに異なる外見となっている。
多くはロングヘアにドレス姿かワンピースで、匿われている部屋も天蓋付きベッドがあるなど、あまり不自由を感じさせない内装で描かれることが多かった。
小説版ではエルフ族の王女で、金色のウェーブがかったロングヘアに小説版の独自設定としてしっぽがある。ピサロの一族とは敵対関係にあり、ピサロの祖父ナルゴスによってエルフ族は滅ぼされるが、生き残ったロザリーはピサロに保護され、彼の秘密の部屋で育てられていたという、源氏物語な出会いだった。
CDシアターでは潘恵子氏が演じていて、ピサロは池田秀一氏が演じている。シアター版のDQ4勇者の名前は「レイ」と、この作品を連想する人もいるとか。