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概要
カキン帝国の第一王子。父は国王ナスビ=ホイコーロ、母は正室ウンマ。
第4王子ツェリードニヒ=ホイコーロは同腹の弟。
人物
暗黒大陸編で初登場。
長身で筋肉質の男。
裸絞めでライオンを絞め殺すことができる。
壺中卵の儀の前から念能力を習得している。
王国の軍事最高副顧問という実権を有しており、その私設兵は国軍と同等の権限を持つなど、政治面では他の王子に一歩先んじている。
性格
一人称は「オレ様」。
自信家である。自らこそ王と信じて疑わない。
他の王子のことは第1王子である自分を差し置いて王になろうという意思を垣間見せ王位継承戦に参加したことを暴挙と断じ「ただでは殺さん」と思う程に憎んでいる。
ツェリードニヒ=ホイコーロとは特に仲が悪いようで、「直々に殺す」と宣言している。
短気なため誤解されやすいが、優れた知能と冷静な判断力を有しており、ただの脳筋ではない。
部下は彼の短所も理解した上でなお付き従う姿勢を見せており、指導者としての器の大きさが垣間見える。
やれば有利になるのに、配下にハンター資格を取らせていない。ツェリードニヒは自分の優秀な兵がハンター協会ごときに上から審査されるのが許せないためと読んでいる。
しかし、実際のところ警護兵含め彼らがハンターを侮っている様子はない(むしろ念能力に関しては協会の方が上と認めている)ことから、単純にハンター協会からの干渉を嫌ったというのが本来の理由だと思われる。(最大のメリットであるハンターの任務と称して外部を移動できる権利に関しても、ベンジャミン本人が軍事最高副顧問で彼の私設兵は正規兵と同等の権限を持っていることから警護という形で直接他の王子の元に配置できる権力がある以上資格を取る意義は薄いどころかむしろクラピカの能力みたいに相手の心理を読む念使いによって心理を読まれれば王位継承戦に干渉する口実を与えかねないなどマイナス要素が大きい)。
バルサミコとの会話でもハンターたちは暗黒大陸での探索が本来の任務でありカキンの内情に疎いこともあって継承戦を感知しない限りは積極的に干渉しないだろうと踏んでいたと考えている描写がある。
ハンターが干渉しなければ念能力を使える自分たちが圧倒的に有利であり当初は念による奇襲作戦という同じ念使いでもなければ対処不可能な計画も立てていたがクラピカの通信と守護霊獣の存在によって護衛のハンターも本格的に任務に取り組み、自分たちだけが念の情報を知っているというアドバンテージを消失させられた。
警護兵は15名でそのうちビンセント、ムッセ、シカクが死亡、ビクトが安否不明となっており存命が確認されている兵士は11名。15人全員が軍人で念能力者である。
能力
星を継ぐもの(ベンジャミン・バトン)
自分に忠誠を誓った者が死ぬと、その能力を受け継ぐことができる。
忠臣なら誰でも良いわけではなく、カキン国王軍学校を卒業した私設兵に限る。
受け継いだ能力は掌の星に宿る。
なお本人の基礎能力も抜群に高く、至近距離からの銃撃にも全くの無傷。
守護霊獣
昆虫人間のような姿で、歯をむき出している。能力は不明。