ナスビ=ホイコーロとは、漫画『HUNTER×HUNTER』の登場人物で、カキン帝国の国王。
この項目は、コミックス最新刊以降の内容を含みます。 |
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概要
突如、全世界へ向けて暗黒大陸への進出を宣言した。
ダジャレのような名前や、語尾に「ホイ」とつけるというギャグキャラじみた特徴とは裏腹に、非常にしたたかで抜け目のない人物。
この手の「危険人物を利用して抜け駆けしようとする権力者」は大抵、その危険人物に利用されているだけの間抜けであることが多いのだが、今のところナスビにそのような様子は見えない。また、一筋縄ではいかない息子・娘たちをも上回るような底知れなさを秘めているような描写がなされている。
また、念能力に関する危険性を周知していながら、不特定多数の一般人だけでなくハンターまで巻き込んだ選別を何食わぬ顔で行い、その過程で死んだ王子たちの遺体を保存し慈しむかの様子を見せるなど謎多き存在であり並々ならぬ精神の持ち主。
ハルケンブルグとの問答で王位継承戦を「トロッコ問題」に準え、「国民の命と王子の命の2択とでも言いたいのか」というハルケンブルグに対し「お前らしくもない」「残すべきは国!国民の命に決まっている」「問題は誰がレバーを引くか」と一蹴している。俗物的な権力者ではないようである。
なお14人の子がいるというだけでも驚きだが、これは婚外子を含まないらしい。
暗黒大陸編がしばらく進んでから判明したが、マフィア「エイ=イ一家」の組長モレナ=プルードもその1人(愛人の娘)である。
さらに言うと残る二つの組の組長はナスビの腹違いの兄弟。
一つの国を裏と表から牛耳る恐るべき一族であると言えよう(仲が良いかどうかは別として)。
余談
「壺虫卵の儀」が代々継承されてきた事から推測するに、王位継承戦がナスビの代で初めて行われたとは考えにくく、ナスビの王としての能力の高さもまた過酷な継承戦を乗り越えた王子の1人である為と捉えることもできる。