解説
少林寺拳法とは、開祖である宗道臣によって、戦後すぐの頃に創始された日本の武術・護身術である。
誤解されやすいが、中国拳法の一つ少林拳とは全く別の、日本で生まれた武術である。しかし、少林拳の発祥地嵩山少林寺とは、交流がある。
元は、宗道臣が戦後の混乱を目の当たりにして、青少年指導のための教えを説いたところ、まったく相手にされなかったので、若者へのアピールのために格闘技を教え始めたのが始まりである。
このため、格闘技であると同時に宗教でもあり、統括団体の一つ「金剛禅総本山少林寺」は宗教法人格を持っている。
かつては卍をシンボルマークとしていたが、ハーケンクロイツと混同されることを防ぐために、現在は0が二つつながったような「双円」に変更している。