TPP11
てぃーぴーぴーいれぶん
日本を中心とした環太平洋地域の国々による経済貿易圏『環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定』の略称。
概要
日本の主導による環太平洋地域の国々の間で取り引きされる自由貿易を推進する協定であり、日本にとっては初となる自国を中心とした独自の巨大貿易圏の構築となる。
旧TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)は、ドナルド・トランプ米大統領就任後に主導していたアメリカ合衆国が協議から抜けたために発効の目処は立たなくなり、新たに日本が代表を務め、その主導の下に11ヶ国による交渉が進行され、2017年11月には参加国間での大筋合意が発表された。
以降はこの新体制を、アメリカ主導だった旧TPPと区別するため、『環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定』と改め、『CPTPP(Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership)』と略されたが、アメリカが抜け日本を含む11ヶ国で行われることになったことから、世間的には『TPP11』と称されるようになった。
こうした日本主導よる新体制が打ち立てられたことがきっかけで、ヨーロッパ連合(EU)からの離脱を控えたイギリスや、タイ王国など他のASEAN諸国など、新たに加盟を表明する国々も現れている。
これは米関係の規定を凍結しているが、米の将来の復帰を望んでいる内容になっている。凍結項目には著作権関連の規定も含まれている。