環太平洋パートナーシップ協定
かんたいへいようぱーとなーしっぷきょうてい
TPPのこと。『環太平洋戦略的経済連携協定』とも。
概要
環太平洋地域の自由貿易を推進する協定。英訳だと『Trans-Pacific Partnership』となり、通称『TPP』。
関税撤廃のほか、法制度、文化、商慣習などの非関税障壁もその対象となっていると言われている(例えば、日本の著作権保護規定をアメリカ合衆国の基準に合わせることが求められている可能性がある)。
秘密交渉として進められており、具体的な詳細は明らかにはなっていない。交渉終了後4年間、一般の人々はその内容を知ることができない。が、アニメやマンガなどに対しての著作物の使用に関しては明確な罰則規定が存在している。
が、ドナルド・トランプ米大統領就任後、アメリカ合衆国が協議から抜けたため、発効の目処がたたなくなってたたなくなった。
後に日本が代表を務め、のちに述べる11ヵ国による新体制が構築された。
以降はこの新体制を、アメリカ主導だった旧TPPと区別するため、『環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定』と改め、『CPTPP(Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership)』と略されたが、アメリカが抜け日本を含む11ヶ国で行われることになったことから、世間的には『TPP11』と称されるようになった。
こうした日本主導よる新体制が打ち立てられたことがきっかけで、ヨーロッパ連合(EU)からの離脱を控えたイギリスや、タイ王国など他のASEAN諸国など、新たに加盟を表明する国々も現れている。