概要
ルドン高原に存在する湖『アクア湖』に棲む亜人の一族。人魚の一種だが尻尾がウツボの様に長い。両腕にはヒレがあり、トップレス。へそは無い。
人魚薬の材料集めの途中、その1つであるアクア湖の水を汲みに行くと妨害しに現れ、月光のクシを持ってくるよう要求する。クシを渡せば仲間に加わる。
ダンジョン内で仲間になるという稀有なクラスである。
戦闘では、異様とも言える器用さ・素早さの高さが目を引くが、冷気に完全耐性を持っているため、メイルシュトロームさえ通用しない。また熱や状態変化への耐性も高い。
見た目は女性形だが性別は不明。そのためロックブーケのテンプテーションも一切効かず、見切りを用意し忘れたプレイヤーにとってもありがたいスピードファイターである。
しかし体力は全員10というペラペラ具合なので、油断するとすぐに倒れてしまう。注意。
腕力が低いため、重い武器の使用にはあまり向かないように見えるが、先手を取れる利点を考えれば、威力が多少低くてもいいと割り切ることで、戦術的な面では腕力系の武器もかなり使える。強力な陣形と評判の、前衛に限り先手を取れれば防御ボーナスのある「アマゾンストライク」とも相性が良い。腕力の低さを逆手にとって、恐ろしい状態異常である混乱や魅了での被害を少なくする、という考え方もある。
魔力が比較的高く見えるが、同時に理力(術阻害力)も高く設定されており、最終的にはサラマンダーにも劣るイマイチな術能力となっている。
クシを受け取る際に「これで水を清める事が出来る」と発言しているが、書籍『ロマンシングサガ大全集』には「地上の生き物を不潔とみなしているが、月光のクシをくれる者には優しく振舞う」という記述がある。
またゲーム中でも「月光のクシが大好き」というモール族の証言もあるため、水を清める事はついでで、本当はただのアクセサリー目当ての可能性もある。
なおソフトの入門書に当たる書籍『冒険ガイドブック』では、イーリスと共に隠しクラスとして扱われていた。