川澄樹
かわすみいつき
概要
CV:山谷祥生
ピアノとかをしていそうな大人しそうな印象。絶対音感の持ち主。
異能力が実在する世界から来ている。
盾の勇者の成り上がり
最初は仲間を自分の引き立て役として見ている節があり、戦闘で「美味しいところ」を掻っ攫うために敢えて手を抜いたり、嘘をつく悪癖があった。
尚文とは元康のように解りやすい敵対こそしていないものの、尚文を悪と決めつけて糾弾している。
霊亀戦で負けて逃げ延びてからは錬や元康同様に落ちぶれて、自分を称賛する声を求めてリングネーム「パーフェクト=ハイド=ジャスティス」を名乗りゼルトブルのコロシアムに参加していた。
その後はマルティとかつての仲間に騙され、彼らの革命計画のために利用される。
最終的には尚文達に戦いを挑んだが、リーシアとの一騎打ちの末に敗れさり、呪いにより多くのものを失ったが尚文達の仲間に加わった。
その後はカルミラ島での養生が効いたのかある程度自分の意思を取り戻している。
タクト戦では同時に発生した波の方を担当するが、その際には後方でスキルや魔法に徹していた。
この時、カルミラ島で習得した魔法「ダウン」を唱えていた。
女神戦では運良くメディアの目に留まらずに生き残り、明確な描写はないが四聖武器書によれば「命からがら助かったが、失ったものがあまりに多く素直に喜べない」と書かれている。
自身も命中の異能力を持っていて、標的が見えていれば邪魔されない限り相手に命中する。
弓の勇者にぴったりの強力な能力だが、元の世界では必中の下位互換であり、ランクもS〜Fの間でもEランクとかなり低い。中学、高校時代に上位能力者に対する劣等感を募らせ、それが原因で歪んだ正義感を持つようになった。
革命事件においては呪いの短剣を生み出す触媒として利用され、さらに何らかのカースシリーズに囚われていた。
事件解決後に考えることを放棄する呪いにかかっているため明確な追及はされていないが、怠惰と傲慢のカースだと推測できる。
仲間になった当初は呪いの影響で、自分の意思が持てなくなるほど決断力が低下してしまう
(なんとか言えよと言われなんとかと言う、何をしたいと問われ、何をすればいいと逆に問い返すなど)が、リーシアの献身的な支えによって徐々に自分の意思を取り戻していく。
槍の勇者のやり直し
メルロマルク編までは元康が尚文の味方をしているため元康の代わりに一行と敵対する。
フォーブレイ編以降では錬と共にメルロマルクの陰謀を知り勇者一行に加わる。
シルトヴェルト編では、尚文が放った刺客(本当は違う)により仲間を殺されたため、復讐も兼ねてメルロマルク軍と共にシルトヴェルトに進行するが、燻製に裏切られて死亡する。
メルロマルク編でもやることは変わらないが、尚文の奴隷使いを咎めたり、解放するための決闘をしたりと、ますます元康のポジションに近づく。
グラスが出てくる辺りの波の直後に元康に一騎討ちを仕掛けるが圧倒的レベル差と強化の共有をしていなかったのであっさり負けて元康達に捕らえられてしまう。
その頃にはすっかり三勇教の道化に堕ちていて尚文達の話はもちろん、メルティの話でさえ洗脳と片付けて聞く耳すら持たなかった。
カルミラ島では、元康の仲間の扱いとコウ達の質問攻めに会い、溝を埋めることができずそのまま対立して元康達をパワーアップして出し抜こうと鳳凰と霊亀を復活させてしまう。
フォーブレイ編では前回までとは違い、元康と尚文の話を聞いて自分の善行は結局力による支配だったと反省をする。
他にもフィロリアル以外で誰か信頼できそうな仲間がいないかという話になり、元康に話を聞いてリーシアのが名前が上がり、詳しく話を聞いたところ『運命の人』かもしれないと同時に窮地に陥っているらしいため、夜間にもかかわらず探しに行き、
ゼルトブル前編で悪徳貴族を更迭し保護と養生のために連れて戻る。
よっぽどひどい状況だったらしく元康にしつこく次回は助けるように言うが、いつ言えばいいのかという問題が発生して折れてしまう。
異能力の存在する世界の出身で樹は命中の異能力を持っている。
そのため視力と弓や銃の命中精度がずば抜けて高い。
言葉にも異能力が発動するようで、度々毒舌を吐いている。
他に音楽関連の才能があり一度聴いた曲を再現できるという才能が発見されるが、異能力として評価されない才能なんてあってもしょうがないと謎の謙遜をした。
基本的にフォーブレイ編ではイジられキャラで、たびたび尚文や元康に異能力や最初の世界で落ちぶれた樹がパーフェクト=ハイド=ジャスティスという厨二極まりないリングネームを名乗ったことをネタにイジられている。
人物像
大人しそうな外見とは裏腹に正義が大好きで、メルロマルク内で正体を隠しながら悪人を潰して回っている。その一方で、自分の活躍への顕示欲は人一倍強く、その矛盾した活動と相まって性質の悪い自己陶酔に陥っている。
例として、被害者側の言い分しか聞かずに活動していたため一時の悪化した状況に対応した政策や活動、必要悪も見境なく潰してしまい、結果として悪化している事案も多い。
そのうえ、悪化した事案は自分が直接行ったのではないから関係がないと思って放置するなど、無責任なところもある。