電脳警察サイバーコップ
でんのうけいさつさいばーこっぷ
1988年10月から翌年7月にかけて、日本テレビ系列で放送された。
同時期にコミックボンボンでもコミカライズ化され、此方ではサポートに回る智子が、ヴィーナスビットを装着して活躍した。
ストーリー
時は未来、1999年。
世界の中心都市となった『TOKYOシティー』では、より凶悪化した犯罪が多発していた。
警視庁は『0課装甲警察部隊(ZERO-SECTION ARMED CONSTABL)』通称ZACを編制。
科学の粋を集めて製造されたビットスーツを身に纏う『サイバーコップ(電脳警察)』が犯罪摘発に明け暮れていた。
彼らの前に、記憶喪失の青年、武田が現れる。
武田はその能力を認められ、サイバーコップ・ジュピターとなった。
ここに四人のサイバーコップが集結。犯罪の陰に潜む、シリコン生命体の殺し屋たちとの戦いが始まった。
ブラックチェンバーシステム
本部より支給されたカードをデバイスに差し込んで特定の番号を入力することにより、都市の地下に張り巡らされたシューターを利用して武装入りアタッシュケースを転送するシステム。
専用デバイスは公共のオブジェや分電盤、果ては墓石や瓦礫の下などに隠されており「数字入力が可能でカード差込口が付いた何らかの回線を持ったデバイス」であればATMや公衆電話でも代用が可能。
いかにもヒーローらしいビットスーツ姿のままゴソゴソとデバイスを探し回ったり銀行や電話ボックスに駆け込む姿は中々にシュールである。
カードが無ければ使用不可とはいえ、誰でも見つけられそうな公園の椅子の下にデバイスがあったり、逆に誰も来なさそうな廃墟にまでデバイスと地下通路が用意されていたり、色々と突っ込みどころ満載だがインターネットや携帯電話が普及していなかった当時の基準では非常に高い汎用性を誇っていた。
キャラクター
ZAC
ジュピタービット/武田真也
マーズビット/北条明
サターンビット/毛利亮一
マーキュリービット/西園寺治
上杉智子
織田キャップ
島津
朝倉
ルシファービット/ルシファー
途中から登場する、棺桶を引きずる謎の殺し屋ガンマン。バロン影山に協力するが性格は一匹狼のため従わないこともあった。
記憶を失っている武田を仲間の敵として憎み、つけ狙う。
サイバーコップとは別系統と思われる強力なサイバー・ビットを持ち、巨大な万能武器ギガマックスを操りサイバーコップを危機に陥れる。
その正体は未来で武田、影山と共にシリコン生命体と戦った人類解放軍の戦士。
バロン影山に「武田は裏切り者」という嘘を教えられていたため、武田の記憶が戻り内通者がバロン本人だったということが発覚すると、サイバーコップに協力する仲間となった。
シリコン生命体
総統フューラー(バロン影山の一部)
バロン影山(超人類)
デューウィン女史(ハルコスを制作)
ブロイド博士(ガロガを制作)
エインシュタイン博士(超理論物理:オミノスを制作)
ビーストマスター・ルナ(エインシュタインの妹?)
○○オミノス
○○ハルコス
○○ガロガ
主題歌
OP:「明日への叫び 〜サイバー・ハート〜」(歌:西川弘志)
作詞:岩里祐穂/作曲:井上大輔/編曲:白井良明
ED:「シューティング・スター」(歌:千葉美加)
作詞:田口俊/作曲・編曲:鳥山雄司
因みに、
- OPの歌手・西川弘志は西川きよし・西川ヘレン夫妻の二男(兄は俳優の西川忠志、妹はタレントの西川かの子)で俳優をしていたが現在は引退し福岡で飲食店経営。
- EDの歌手・千葉美加は上杉智子役の俳優兼歌手。後にアジアで「チェンイェー・メイジァ」としてトップアイドルに。1998年に一旦引退するが2003年に『超星神グランセイザー』(テレビ東京)へのレギュラー出演で復帰、最近はドックセラピストとしても活動。
関連タグ
電光超人グリッドマン:元々はサイバーコップの続編として企画されていた作品が元となっている。後にライバル会社が制作する事に。
GetRide!アムドライバー:パワードスーツ物の後輩としての類似事例。
ハヤテのごとく!:ブラックチェンバー射出シーンがパロディに使われた。
主なゲスト出演者