ハロー!わたしがロイヤルネイビーGクラスの駆逐艦、グローウォームよ!ヤホー指揮官さん!今日も元気いっぱいのグローウォームと遊んでね!わたし、かくれんぼは得意だから!
概要
『アズールレーン』に登場するキャラクターで、イギリス海軍のG級駆逐艦グローウォームを擬人化したもの。
イギリスをモチーフとした国家ロイヤル所属。
イラストの投稿は(アズールレーン)のつかないグローウォームタグにも多いため、イラストを探す際には並行してチェックするといいだろう。
キャラクター
元気いっぱいで、話していれば遊んだりぐるぐる回ったりCQCをかけようとしたり、あまりに元気すぎて公式からアホの子扱いも受けている。
具体的には、サンディエゴとオマハと同時に編成することでバカ三銃士を自称したり、オート戦闘開始時の警告UIにおいて、蝶々に気をとられ敵の魚雷に当たりそうになっている。
同時に公式からよく愛されているようで、上述のオート戦闘警告以外にも委託のアイコン、寮舎の食糧枯渇時のアイコン、TIPSの限界突破の解説例、ショップのダイヤ購入など、様々な場面でその姿を見せてくれる。
史実で交戦したアドミラル・ヒッパーからは、一緒に編成すると「やっちゃいなさい」と(ドのつくツンデレのヒッパーには珍しく罵倒なしの)激励を受けるなど、仲はいい様子。
また、工作艦のヴェスタルからは、元気すぎる妹みたいに見られている模様。
サンディエゴ、オマハ、ヴェスタルはユニオン、ヒッパーは鉄血と、人懐っこいのか陣営を跨いだ関係性が豊かなようだ。
容姿
蛍石のような落ち着いたグリーンの髪を二本のおさげにし、臙脂を基調にした制服と、錨を象った長柄の武器(?)を持っている。また、顔のついた単装砲をお供に引き連れている。
武器の石突にある探照灯らしいランプと、お供の単装砲のお尻が緑の光を放っている。
これは名前がGlow(輝く)+Worm(ミミズ様のにょろっとした虫・ワーム)で、翅をもたない種の雌蛍、もしくはツチボタル(ヒカリキノコバエの幼虫)や蛍の幼虫等の発光性の幼虫全般を指すことからだろう。
中国語名の「萤火虫」という字を見るとより納得できるだろうか。
性能
レアリティはSRで、レアリティに見合うそれなりに高水準のステータスはしているが、特別際立ったものはない。
グローウォームの真価はスキルの「コメットヘッドスマッシュ」の、ワンオフにして特殊な性能にある。
スキル内容は「前衛艦隊が敵とぶつかる時、敵が受けるダメージを最大100%上昇させ、味方が受けるダメージを最大30%軽減させる」というもの。
他の多くのバフスキルは確率で一定時間だけ発動するものが殆どだが、コメットヘッドスマッシュは戦闘中常に発揮されるスキルで、また接触ダメージは割合ダメージであるためにHPの高いボス相手には存外大きなダメージとなる。
このことから、強敵をガリガリ接触ダメージで削って、至近距離にいくためにオマケの密着魚雷も叩きこむ通称頭突き艦隊と呼ばれるコンセプト編成の根幹を担っている。
同時に、オート戦闘でのAI操作は不用意な接触ダメージを受けやすいため、こちらではダメージを抑える防御バフと扱える面もあり、難敵の攻略にも、格下の掃討にも役立つ意外な実力者である。
特異な戦術でありながらグローウォーム一人が入っていれば基盤が完成するため、様々な艦との相性が研究されており、その奥深さに病みつきになる指揮官もいる。
一見イロモノであり、また素直な強さをもつ夕立やクイーン・エリザベスと同じ海域でドロップするため掘りのハズレとしてハローしがちなものの、ぜひ一度運用を試してほしい。
というか夕立もクイーン・エリザベスも、グローウォームとの相性がいいため、一緒に使っていけるくらいである。
元ネタ
モチーフとなった駆逐艦グローウォームはなにかと衝突と縁がある艦で、姉妹艦のG級駆逐艦グレネードと、また北海の哨戒警備のときにはノルウェーの船舶ともごっつんこしている。
何よりも大きな、そして最後の衝突は、ノルウェー沖でのドイツ軍との戦闘であった。
単独で行動していたグローウォームはドイツ軍の駆逐艦『Z11』と『Z18』を発見し、これと交戦。しかし敵側の救援に訪れた重巡洋艦『アドミラル・ヒッパー』に補足され、次第に追い詰められていく。
被弾や消耗で武装のほとんどを失ったグローウォームは、最終的にアドミラル・ヒッパーに体当たり攻撃を敢行、小破させるものの致命打にはいたらず、グローウォームは沈没してしまう。
アドミラル・ヒッパー側はその後、グローウォーム乗組員の救助活動を行い、また勇敢な戦いぶりを称えて伝えた。
その為かこの戦いで戦死したグローウォーム艦長へは、英国軍人へ対する最高勲章であるヴィクトリア十字章が与えられている。
余談
ウォーム(Worm)が(ミミズ様の)虫の意であるため、しばしばグロ虫という略称で呼ばれることがある。単純に名前を縮めた結果であり蔑称ではない。(先達である戦艦少女の[[グローウォーム>
グローウォーム(戦艦少女)]]も略称としてそう呼ばれており、流用されている)
しかし「グロ」テスクな「虫」としても受け取れてしまうため蔑称と誤解されやすく、実際このあだ名を検索エンジンで調べると基本的に「グロテスクな虫」しかヒットせず、精神的ブラクラを踏むことになる。
無論元ネタがどうであれ、この呼称を不快に感じる方々もいるので安易に使うのは避けるべきである。
本物のグローウォームとしてよく知られるツチボタルは、洞窟の天井で群れをつくり星のように輝く幻想的な光景を見せてくれ、生息域のニュージーランドやオーストラリアでは観光の目玉にもなっている。生物や自然の神秘に興味があるなら、ぜひ一度調べてみてほしい。
しかし一匹一匹を近くで見るとウネウネした幼虫であるため、虫が苦手な人はこれまた注意して検索しよう。
また、どこかのニートアイドルと声と髪型が同じなのでカップやきそば現象が発生しているとの声もある。