マルチに関連するタグ。
- アクアプラスの恋愛ゲーム『ToHeart』のメインキャラクター。
- 円谷プロの特撮TV番組『ミラーマン』に登場した分身怪獣
HMX-12 マルチ
CVは堀江由衣。
来栖川エレクトロニクス製のお手伝いアンドロイド”メイドロボ”の試作型。
正式名称”HMX-12 マルチ”。試作機のAIには、(人間の)”感情”を試験的に搭載している。
ドジや失敗が多いものの健気で一生懸命な一面もあり、エンディングで涙を流した人は少なくない。
何故か時間軸がずれる旧アニメ版でも、頑張り屋な様子は再現され、
また迷子の面倒をみるといった場面もみられた。
ゲームのエンディング(神岸あかり編)の約1年後を描いたアニメ
「ToHeart〜Remember my Memories〜」では実質的なメインヒロインになっている。
ここでもゲーム中のけなげな姿は健在。さらに、他のメイドロボフィールやセリオとの交流も多く描かれている。
2000年代初頭のギャルゲー情報誌では 「Kanon」の月宮あゆと肩を並ぶほど上位にランクインしていた。
「ToHeart2」に登場するメイドロボ、HMX-17シリーズの先輩機にあたる。
「ToHeart2」の製作にいたっても彼女の影響が強く、原画家のみつみ美里氏は、
「メイドロボ姉妹(HMX-17シリーズ)をデザインする時髪の毛を「緑」にする
のだけはできなかった」 と語った。
「ToHeart」以外の作品での活躍
※同人ソフトなどの2次創作作品は除外。
●初音のないしょ!
ミニゲーム「LEAF FIGHT'97」では、プレイヤーキャラとして登場している。
序盤は攻撃力が低く扱いづらい所があるが、レベルが上がると共に、急成長
を遂げ、雑魚戦に欠かせない存在になる。
攻撃スキルは、漏電を起こして、相手を電気で攻撃する【電気ビリビリ】のほか、
放水で相手に【聖】属性ダメージの【アクアシャワー】がある。
防御属性は【物理攻撃】【電波】【聖】【魔】に強く【水】【知力】に弱い。
パーティに、HM-12、セリオを加えると、戦闘中に合体攻撃が発動する。
2011年6月22日に稼動されたアーケード向け対戦格闘ゲーム「AQUAPAZZA」にも登場。
多くのアクアプラスのキャラが出てくる中で、「ToHeart」では唯一の参加となっている。
しかし、マルチ以外の「ToHeart」の主要キャラは「ToHeart2」の設定上、全員卒業
しているため、登場していない(当然、背景も登場していない)。このため、本作での
マルチは事実上、空気参戦扱いである。
飛び道具が無く、メインは接近戦になるが、機動力は低いので使用技で補う立ち回りが
要求される。またリーチが短い弱・中とリーチは長いが大振りな強と極端な通常技を持ち、
ヒット確認が必要となる。連続技は扱いやすいが、癖が強い上級者向けキャラ。
【直伝のモップがけ】と【お掃除は何より気合が肝心です】は 突進技で、連続技にも
つなげやすい技だが、ガードされると反撃は確実。なお、モップをかけた地面の上では
技性能が変化する。
モップを持って回転する【サイクロン方式を取り入れました】と【吸引力は絶大です】も、
反撃や連続技につなげやすい。
スプラッシュアーツ【妹たちの大掃除】は、マルチが叫んだ後、数十機の量産型マルチと
セリオがなだれ込んで襲い掛かる技。ガードで防ごうにも確実に好感度の減少とガード
クラッシュで大ダメージになる。
しかし、この技の発動に相当時間が掛かり、その間にマルチは無防備状態なため、相手の
攻撃を受けて、技を潰されやすい。対戦プレイでの使用は自殺行為に等しい。
マルチのバリエーション
●HM-12 量産型マルチ
ゲーム本編終了後約1年半後に発売されたマルチの量産型。
とは言えその面影は外見のみに留まっており、性能はハイエンド機
HM-13 量産型セリオのスペックダウン型エントリーモデルとなっていた。
HMX-12マルチに対してセリオ以上のアンチキャラなのだが、
どういうわけか「HMX-12とは別キャラ」として人気が出てしまう。
●HMX-12B マルチB型
アクアプラスの携帯端末「P/ECE」のミニゲーム「おでかけマルチ」
に登場。マルチと同型で感情回路を搭載している。
彼女の目的は、メイドロボチャレンジで世界各国のライバルメイドロボ
を倒し、メイドロボの頂点に立つこと。
名前の由来
PC版発売当時まだ一大勢力を誇っていたNECのPC-9800シリーズのエントリーライン98MULTI(PC-9821初代及びPC-9821Cシリーズ)からとされている。
これをネタに同人誌即売会で中古の98MULTI(しかも初代)を量産型マルチと称して売っていた者がいた。
関連タグ
ToHeart メイドロボ セリオ イルファ 河野はるみ(ミルファ) シルファ
分身怪獣マルチ
※イラスト右側
『ミラーマン』の第4話、第9話に登場。
コバルト60を抱えた黒服の男(インベーダー)が、宇宙船からの光線を浴びて変身する。
デザインは、緑色の体で、体の前面はメロンのような模様、背面には植物の葉のような
模様が付いており、顔には無機的な目、手足には指が無く切断されたようにも見える…
といったなんとも奇妙な外見をしている。
口にあたる器官は見られないが、「ガガガー」とやかましい声で鳴く。
腕から光線を放つが、分身能力は人間体の時でしか披露していない。
『ミラーマン』に登場した怪獣の中では、唯一池谷仙克氏がデザイン
した怪獣であり、その奇妙な姿からカルトな人気を誇る。