概要
通常の液晶画面となる上画面に加えてタッチパネル機能を持つ下画面で構成された2画面構成となっているこの2つの画面「Dual Screen」より、DSと名付けられた。
タッチパネル画面での操作を活かした直感的なゲームプレイが可能となっているのが売り。しかしハードの初期から中期にかけて発売されたソフトの中にはこのタッチパネルによる操作を無意味に強要され批判を浴びているものも目立った。
タッチパネルの他にもマイクを搭載しており、こちらも声を認識させたり息を吹き掛けたりといった直感的な操作が可能。
何度かのアップデートを経て、DS Lite(DSL)、DSi、DSiLLといったバリエーションが存在する。
売上については全世界で1億5400万台、日本だけで3300万台を記録し、特に日本では「一人一台」とすら言われた普及を見せた。
pixivでは、タッチペンの特性を活かしたペイントツールで描かれた作品が多数発表されている。
また、ソフトウェアパッケージやゲーム画面を摸したパロディー画も、1ジャンルを形成している。
ゲームボーイアドバンスのソフトも遊べる互換機能もあるが、周辺機器を使う事はできない。
また、DSはゲームボーイアドバンスとは別系統の計画で誕生しておりゲームボーイシリーズではないが、新世代の任天堂の携帯ゲーム機として実質的な後継機となった。
グローバルな仕様で、本体設定で使用原語を選択できた。これにより一部タイトルだとソフトが海外版に変わるものがあった。
なお、エリアプロテクトが存在しない為(DSLまで)、海外のソフトもそのまま動く。GBAスロットは拡張カートリッジの使用にも使われた。中にはDSソフトとGBAソフトをそれぞれのカートリッジスロットに挿しておく事で連動するソフトもあった。
スペック
CPU | ARM9 67MHz+ARM7 33MHz | ARM9はDSソフトの演算、グラフィックスを担当。ARM7はGBA互換や無線通信の制御を担当。 |
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メモリ | 4MB | |
表示画素数 | 256×192ピクセル×2画面 | |
同時発色数 | 262,144色(18bit) |
ニンテンドーWi-Fiコネクション
2005年11月23日に始まった任天堂公式のインターネット接続サービス。
かんたん・あんしん・無料を三本柱にゲーム機におけるインターネット接続を普及させた。
だが、DSはWEPという危なっかしいセキュリティーしか対応していない為、注意が必要。
2014年5月20日をもって無料サービス終了。(青マーク)
インターネットブラウザは標準搭載されておらず、オプション品が別途必要だった。
シリーズ
- ニンテンドーDSLite 軽量小型化モデル。
- ニンテンドーDSi 通信機能強化やSDカードスロット・カメラなどを追加した新モデル。GBAソフトへの互換性は廃止された。
- ニンテンドーDSiLL DSiの大画面仕様。
後継機
- ニンテンドー3DS 処理能力/通信機能が大幅に上がった他、専用眼鏡を用いず3D映像入出力を実現した。DSソフトの後方互換性は残されている
- ニンテンドー3DSLL 3DSの大画面仕様。