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沼御前の編集履歴2019/02/16 22:03:42 版
編集者:es0807
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センシティブな作品

概要

福島県の沼沢湖/沼の主とされる蛇妖。約6mもの毛髪を持つとされる乙姫のような女や大入道などに化けるとされる。狂暴な一面を持ち、人間に害を為して討伐されたという話もあれば、実は生きていた、人間の少女を拐ったが直接殺さなかったなどの話もある。また、討伐された後にも機織りをする女に化けたともされる。

なお、沼御前神社も存在する。

創作での扱い

ゲゲゲの鬼太郎

第5期

第5話「呪われた映画」に登場。B級ホラー映画「クメール遺跡の亡霊」という作品に「取り憑いて」おり、作品が撮影(再現)される20年毎に出現して撮影スタッフを襲っていた。

20年前に鬼太郎に救われた映画スタッフが警鐘を鳴らしていたが相手にされなかったため、自力で解決しようと動いて沼御前に襲われたところを鬼太郎が再び救った。蛇に巻かれた鬼太郎だが、霊毛ちゃんちゃんこを逆に蛇のように巻き付かせ、体内電気で退散させた。

しかし、今の撮影スタッフにこの話が伝わっていなかったり信じられなかったことにより、再び沼御前に襲われる者が出てしまったが、これを鬼太郎は見捨てて去っていく。

ちなみに、以前に鬼太郎に救われた人間達が数十年ぶりに登場するという事例には、同期では他に第64話の「もうりょうの夜」(50年前)がある。

また、今回は襲われた人間に直接の非がないのに「人間」の責任だとして見捨てた鬼太郎の姿勢は、それまでのアニメシリーズでの姿勢とはかなり異なるものであり、今期以降に(墓場鬼太郎と合わせて)定着しつつある「クールでドライな一面を持つ」鬼太郎を表す象徴的な話となった。ただし、鬼太郎は見捨てる際に、こぶしを握り締めて悔しがっている。

第6期

(cv:今野宏美

第39話「雪女純愛恋愛白書」にて登場。普段は和服を着た釣り目のセクシーな美女の姿をしているが、その正体は巨大な白蛇の妖怪である。ねずみ男が始めた人間と妖怪の出会い系を利用し、出会った人間を喰おうと企んでいた。だが、ねずみ男が与えた恋愛ゲームを徹夜でプレイさせられ、刷り込みと睡眠不足から、思考が完全に恋愛ゲーム脳になってしまった鬼太郎が「攻略」するための「選択肢」を行った発言を連発。さらに体力の限界で指鉄砲が不発になった結果「ばぁぁ~ん……(無気力)」とハートを撃ち抜かれ、なんと鬼太郎に惚れてしまった

余談

第6期では雪女と人間の恋愛が描かれたが、三田ゆう子、西村ちなみ、今野宏美と、第3期、第4期、第5期の猫娘役の声優が勢揃いした。また、これまで両思い・片思い含めて鬼太郎と恋愛事情を展開したキャラクターは数多いが、敵が鬼太郎に惚れるのは5期のつぼみ以来のパターンとなる。なお6期沼御前の声を演じた今野宏美は5期猫娘を演じている。

鬼太郎自体が、貸本時代等の原作を含めると、元は蛇人間だったり、蛇を体内に飼っていたりと蛇との親和性があるので、沼御前が惚れたのも無理はない…のかもしれない…。

なお、獲物に巻き付く場面は例えば蛇骨婆の本体や道成寺縁起や日高川草紙の場面を思い起こさせるものとなっている。いずれにしろ、蛇神や蛇妖や竜と人間の恋愛を描く物語は、中国の白蛇伝や韓国の蛇娘、雨月物語(道成寺縁起の影響を受けている)、ヨーロッパのリンドブルム王子など、世界中に非常に多く存在する。

他の例はを参照。

関連タグ

妖怪 蛇女 女妖怪

異類婚姻譚 異種間恋愛

ゲゲゲの鬼太郎

白蛇姫濡れ女磯女蛇娘韓国の蛇娘などなど…シリーズに登場したり水木氏がイラストに遺した女の蛇妖怪の一部。

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