概要
体長5~8㎝、尾長6.1~8.3㎝、体重7~14g。
チガヤやススキ等の植物に、ソフトボール程の大きさの巣を作る。
全身が柔らかい毛に覆われており、背中が茶色に黄色や赤が少し混ざった感じの色をしている。また、腹は白またはクリーム色になっている。体に比べて、目と耳が大きいのが特徴である。
後ろ足が意外と器用で、カヤや麦の茎を掴んで体を支えることが出来る。そのおかげで、ススキや麦を素早く登ったり、自由になった前足で上手に餌を取って口に運ぶことが出来る。
絶滅危惧種
カヤネズミは、かつては稲を食い荒らす害獣と思われていた。しかし、その後の調査でほとんど稲を食べないことが分かった。
生息地の現象から、絶滅が心配され、世界の各地でレッドリストに載っている。
日本はもちろんのこと、ヨーロッパでも保護活動が行われている。