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概要

英字表記はPeni Parker。

アメリカンコミックスパイダーマン』シリーズで行われた大型クロスオーバーシリーズ『スパイダーバース』にて初登場した、平行世界Earth-14152のスパイダーマン。

父親から受け継いだパワードスーツ「SP//dr」を装着して街の平和のために戦う日系アメリカ人の14歳の少女。ちなみにベジタリアン

ちなみに『エッジ・オブ・スパイダーバース』において彼女のオリジンを描いた生みの親は、バンド「マイ・ケミカル・ロマンス」のヴォーカルにしてアメコミライターであるジェラルド・ウェイその人。

原作とアニメ映画のペニー・パーカーは別人なので注意。

来歴

エッジ・オブ・スパイダーバース 女操縦士編

9歳の時、蜘蛛と人間のハイブリットアーマーを装着した先代『SP//Dr』であった父が戦死。

開発研究者だった伯父夫妻のベン、メイに引き取られたペニーは、唯一父の遺伝子を引き継いだ存在であったため、『SP//Dr』の後継者となるべく蜘蛛に咬まれる事を決意する。

5年後、14歳の女子中学生となったペニーはベン・メイの指揮下で、パートナーにして父親代わりのDと共に街の平和を守る『SP//Dr』としてヴィランとの戦いに身を投じるようになっていた。

学校に通い、流行の音楽を聞き、もういない父のことを寂しく思い、戦う日々に疲れを覚え、けれど父が愛した街を守り、そして街を守って戦って死んだ父のような戦士になろうとペニーは日々努力を重ねる。

だから彼女は自分の前に現れたオールドマン・スパイダースパイダーハムの言葉を受け入れ、スパイダー軍団の一員となる事を決意する。

そんな彼女の姿を、二人のスパイダーマンは「立派だぜ」と迎えるのだった。

エッジ・オブ・スパイダーゲドン

スパイダーバースでの戦いを生き延びたペニーは故郷に戻るも、いなくなった間の事を問われ、さらに伯父夫妻が自分を「SP//Dr」から下ろし、かわりにクラスメイトの男子エディ・ブロックをシン・エンジン搭載の新型スーツ「VEN#m」装着者に選んだことを知って、戦いを拒否するようになってしまう。

しかし大型ミュータントM.O.R.B.I.U.S.との戦いにおいて「VEN#M」が暴走。なんとかそれを食い止めようとしたメイおばさんが犠牲となってしまったことで、ペニーは再び「SP//Dr」を装着して「VEN#M」と激突する。

そして全てが終わった後、ペニーは再びスパイダー軍団に勧誘され、新たな超次元の戦いへと飛び込むのだった。

スパイダーマン:スパイダーバース

2019年3月8日に公開予定のアメリカ合衆国のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』にもスパイダーメンの一人として登場。ロボット「Sp//dr」に乗って戦う。

こちらは平行世界Earth-TRN704のペニー・パーカーなので厳密には別人であり、本人の見た目も性格も「SP//dr」の見た目も原作とはかなり異なっている(もっとも、彼女に限らずアメコミ世界では同一人物であっても見た目がしょっちゅう変動しているが)。主人公のマイルス・モラレス同様、原作のスパイダー軍団ではどちらかというとサポートキャラだったが、本作のメインのスパイダーメンの一人として抜擢された。本作のスパイダーメンでは唯一、原作のスパイダーバースがデビュー作となっている(厳密にはスパイダーグウェンもスパイダーバースで初登場した)。

原作版のEarth-14152が日本のアニメ・マンガへのオマージュに溢れた世界観で、ペニーも大友克洋を連想させる漫画チックなデザインであったことを受け、映画においてはさらにその雰囲気が強調されている。そのためリアル指向のキャラの中ペニー・パーカーだけ日本の萌え系アニメに近いデザインとなっている(なおスパイダーマン・ノワールはノワール映画風、スパイダーハムはカートゥーン調で、他のスパイダーマンらもそれぞれ困惑している)。

さらにデザインだけでなく表情の付け方なども日本のアニメをリスペクトしたものとなっており、予告編が発表されて以降は人気も上昇している。ちなみにスパッツ派。

こんなこともあって、原作の雰囲気を好む人からの評価は複雑なものとなっている。

原作とアニメ映画の違い

  • 出身世界
  • 性格
  • 容姿
  • 雰囲気
  • 「SP//dr」の見た目・能力・本質(原作はパワードスーツでアニメ映画はロボット
  • スポットライトの浴び具合
  • キャラクターの方向性 (原作とアニメ映画だと真逆と言っても差し支えない部分がある)

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