概要
1988年に導入された東武20000系シリーズ以来28年ぶりとなる、日比谷線直通用の新型車両。また、東武としては東武60000系以来3年ぶりの新形式である。2017年7月運行開始。
東武鉄道は2015年6月17日、日比谷線の相互直通運転車両について、新型車両の形式名称と基本的な仕様を決定したと発表。現在、3扉車両と5扉車両(前2両・後2両)が混在する直通車両のすべてを4扉車両(20m化7両編成)に統一。車両機器や車内の主要設備について仕様の共通化を進めるために当形式を投入することになった。
車体については、東武20000系で帯として使用していた「ロイヤルマルーン」を赤と黒の原色の帯に分離させ、現代的なイメージを施した車両となる。
形式別
70000系
ロングシート車のグループ。車内は東京メトロ13000系との共通設計。
1人あたりの座席幅の拡張や座席横仕切りの大型化等による座り心地の向上、全車両フリースペースの設置、および車端部の座席を全て優先席とするなど、様々な乗客に配慮した仕様となる。ドア上には17インチのLCDを3画面採用。これは海外からの利用客が増加していることで、乗換案内・駅設備案内の多言語化、ニュース・天気予報などの情報をより多く・わかりやすく提供するためだとしている。3画面の使用方法は銀座線の1000系のそれといった感じになる。
70090系
2020年度に日比谷線へ直通運転する座席指定サービス列車を新設することになり、デュアルシート車として投入されるグループである。東武のデュアルシート車は「TJライナー」「川越特急」の東武50090系以来。
17インチLCDが3画面になっている点は70000系と同じである。
補足
70000系によって地下鉄運用から離脱した東武20000系は4両編成へ短縮、「東武20400系」としてローカル線向けの東武8000系を置きかえている。 ⇒東武20000系
関連項目
東武鉄道 東武スカイツリーライン 東武20000系 東武50000系 東京メトロ13000系 近畿車輛
70000系:表記揺れ