ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

いつの間にか僕は夜中に1人でトイレに行けるようになった、1人で電車に乗って会社に通うようになった。でも本当に僕は変わったのかな?ねぇドラえもん、僕は明日結婚するよ…

(劇場版の予告映像より)

概要

物語の初出はてんとう虫コミックス25巻の「のび太の結婚前夜」。副主人公・野比のび太とヒロイン・源静香が結婚の過程を描くストーリーであり、時系列的によれば「雪山のロマンス」のすぐ後の話となる。

サザエさん時空の作品にしては珍しく主要キャラの結婚を描いた作品。登場回数が少ないキャラ・源義雄(しずかちゃんのパパ)がキーパーソンとなっており、彼がのび太に対して「他人の幸せを共に喜び、他人の不幸を共に悲しむことのできる人」と人徳の良さを挙げているシーンは名場面となっている。

のぶドラ時代に「のび太の結婚式?!」のタイトルで初めて映像化され、後に「のび太の宇宙漂流記」と同時上映で映画化された。わさドラ版でも放映されており、こちらの成人のび太の容姿は原作に基づいた容姿となっている。

2014年に上映された3D映画「STAND BY ME ドラえもん」でもこのストーリーが描かれており、のび太の成長物語を表すエピソードの一つとしても名高い。

あらすじ

出木杉としずかちゃんとの学芸会の芝居の練習を見て将来が不安になるのび太。ドラえもんとタイムマシンで結婚式の日に行こうとするが設定を間違えて前日に来てしまった。そこには人生の最大のイベントを控えた大人ののび太としずかが心の準備をしていた。

主な登場人物

  • ドラえもん

未来世界ではのび太が独立してセワシの時代に帰ったらしく登場していない。ただし、劇場版ではのび太がドラえもんを懐かしむ描写が終盤で見られた。

  • 野比のび太

原作&わさドラ版とのぶドラ版とでは成人した姿の髪型が微妙に異なる。

結婚式の前日に式場に来てしまいその後もドジばかりやらかすが、劇場版では迷い猫を飼い主を届けるため、わさドラ版ではしずかの無くしたイヤリングを探すために奮闘する。ちなみに彼の家は建て替えたようでマンションに移住していた。

わさドラ版では白雪姫の劇でわざとミスをしたらしく、セリフを忘れたしずかをはぐらかそうと劇を意図的にメチャクチャにした。

  • 源静香

のび太との結婚生活をうまくやってのけるか心配したり、親が寂しがってしまうのではないかと両親と別れるのを拒み、結婚をするのをやめようとするが、父親の説得で結婚を改めて決意する。分かりづらいが、彼女の家も建て替えられているのが分かる。

わさドラ版では冒頭でイヤリングをなくすが、夜の間ずっと探し回っていたのび太に届けられた。

  • 出木杉英才

のび太・ジャイアンスネ夫共にバチェラー・パーティー(新郎を迎えるための結婚前夜のパーティ)に参加する。

わさドラ版では「昔からしずかちゃんのことで、野比くんに勝てる人はいない」と彼を称賛しており、スネ夫に上記の劇の真相を話した。

  • 剛田武(ジャイアン)

未来世界でも健在な剛田商店(ジャイアンの家)でパーティを企画する。のび太に対して「しずかちゃんを泣かせたらボッコボコにする」とエールを送り、同様に「なんでしずかちゃんがお前を選んだのかわかった気がする」と称賛している。

未来の彼の歌は、下手なのは相変わらずだが現代に比べてある程度改善しているようで、少しヤジを飛ばされる程度で本気で嫌がっているシーンは無かった。

  • 骨川スネ夫

原作ではスネ吉と同じくパンチパーマだったが、その他メディアでは現代と同じ髪型をしている。パーティではのび太と出木杉が平気でジャイアンの歌を聴いているのに対し、スネ夫のみかなり嫌がっていた模様。

劇場版では猫を飼い主を届けようと頑張るのび太の為にスポーツカーを使ってアシストした。

  • しずかのパパ

上記のようにのび太の人間性を評価し娘の結婚を決意させるきっかけを作った。

わさドラ版では冒頭にも現代のパパが登場し、しずかに送り届けられる途中でショーウィンドウに飾ってあったウェディングドレスを一緒に見ていた。

劇場版のみ登場。ジャイアンにスピーチを短く話すよう言われたがのび太の事に関しては一晩以上かかるという。のび太が去る際には「野比!明日は遅刻するんじゃないぞ!!」と昔さながらの注意が施された。

関連タグ

ドラえもん

野比のび太 源静香

雪山のロマンス のびしず

ドラれおんトヨタのCMで「ドラえもん」のキャラが採用されたもの。未来世界を舞台とする共通点は存在しているが、のび太&しずかが独身で彼が車に乗れない等、「のび太の結婚前夜」のアンチテーゼとなる描写も多い。

関連記事