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概要

藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』(およびそれを原作としたアニメ)の登場人物・野比のび太と、メインヒロイン源静香の言わずと知れた公式カップリング

作中において、将来に結ばれる場面が描かれている公式認定のカップルである。本来、のび太は未来においてジャイ子と結婚する運命だったが、ドラえもんがやって来たことにより運命が大きく変わった。

1969年の連載開始時の未来の結婚相手はジャイ子だったが、1972年の漫画「のび太のおよめさん」にて未来の結婚相手がしずかであるという描写が初登場し、それ以後はしずかを未来の結婚相手としたエピソードが複数描かれた。

ただし、1989年の漫画「しずちゃんをとりもどせ」の中でドラえもんは「未来はかわることがあるから…」「毎日の小さな努力のつみ重ねが、歴史を作っていくんだよ!!」とのび太に語っており、「のび太がしずかと結婚する未来」は未来の可能性のひとつに過ぎず、完全に確定した未来ではないことが示唆されている(現在ののび太の行動次第で、結婚相手がまたジャイ子になる未来もあり得るし、ジャイ子でもしずかでもない別の相手と結婚する未来になることもあり得る)。

基本的にのび太の片想い傾向が強く、彼があの手この手を使ってしずかに積極的にアプローチするのに対し、しずかは誰に対しても平等に接していることがほとんどで、のび太のアプローチも大抵空回りしてしまう。

普段から一緒に遊んだり宿題をするなど、仲は大変良い。ジャイアンスネ夫にいじめられるのび太をしずかが庇う場面も多い。ジャイアン達にいじめられて落ち込むのび太に「けんかなんか弱くてもいいじゃない」と慰めたり、事あるごとにのび太を除け者にするスネ夫に対して「いつもそんなこと言って、のび太さんを仲間はずれにするなら、あたしも帰るわ」と言い、スネ夫の誘いを断ってのび太の味方をしたり、雲に乗って空を飛ぶ夢を見たと語ったのび太がそれをジャイアンとスネ夫にバカにされて落ち込んだ際もしずかだけは「素敵な夢」と賛同して励ます場面も描かれている。

しかしのび太がしずかの入浴中にひみつ道具を使って「どこでもドア」等でお風呂場に侵入したり、彼女の知らない間にお風呂を覗いてたり(裸を盗撮してたり)、彼女の裸を咄嗟の事故で見てしまったり、外の公衆の面前で彼女を裸や下着姿にしてしまったり、彼が何らかの要因で不本意ながら彼女に失礼な行動を取ってしまった時には、嫌われてしまうことも少なくない。そして、その数は数え出せばキリがなく、普通なら完璧に彼女に嫌われて絶交されてもおかしくない状況だったとしても、しずか自身は物事をあまり長い間引き摺り気にする性格ではない為、一時的に泣いたり怒っていたとしても意外に立直りが早いのですぐに仲直りする。だが、のび太はあまりしずかの性格を理解していないので、彼女に嫌われる事は彼にとってはかなり大きな『絶望』であり「しずかちゃんに嫌われた!!この世の終わりだ!?ぼくはもうおしまいだぁ〜っ!!」…と彼女と喧嘩したり、彼女を怒らせる度によくドラえもんに泣きついている。お色気関連についてはのび太の邪な考えが原因の一つだったりするが。

一方『恐竜』にてしずかがドラえもんの手違い海パン姿になってしまった際、彼女の裸体を見て喜ぶスネ夫ジャイアンを尻目に怒るなど、彼女の羞恥心をしっかり尊重する場面もある。

のび太はたまにしずか以外の女の子を「可愛い」と思ったり、「素敵だな〜」と憧れてときめいたり、しずか以外の女の子を「可愛い〜!」とチヤホヤしたり(のび太と竜の騎士)町で見かけた名前も知らない見ず知らずの可愛い女の子と友だちになりたいと思い仲良くなろうとしたり(友だちの輪)たまに軽はずみな良くない行動は見られるが、何だかんだでのび太のしずかに対する想いは本物で、しずかの頼みは無理な内容でも引き受けたり(尤も、実際に問題解決に貢献するのはひみつ道具を持つドラえもんであり、のび太はあくまでも問題解決のきっかけに過ぎないことが大半だが)、彼女が敵に捕まり人質に取られた際には無我夢中で救出に行こうとしたり、彼女の身に危険が及び命の危険に晒される時など自分も危険な状況に合うと分かってても後先考えずに誰よりも早く真っ先に彼女を助け出そうとすぐに行動したり(のび太のねじ巻き都市冒険記)節々でその想いの強さを確認できる。また『恐竜』でプテラノドンの大群に襲われた際、怖い思いをしているしずかに対し、何もしてやれない無力な自分を恥じ涙を流すという、彼女を一途に想う姿が描かれている。そして「しずちゃんさようなら」では作中のび太のしずかへの純粋な一途な気持ちが表れてる名言のセリフがあるが「あの子がいるからぼくは生きていけるんだよ」と何をやってもダメダメな不幸な少年のび太にとって彼女の存在は彼の生き甲斐であり彼の生きる理由にもなっている。

普段のしずか視点だと、のび太は周りの友人とほぼ同列の存在で、異性として意識する描写はあまりない。むしろ出木杉に入れ込んでいる面も多々ある。しかし彼女自身はのび太のことを「放っておけない存在」と考えており、「しずちゃんさようなら」ではひみつ道具の影響で瀕死に陥ったのび太を救出し、その後は泣きながら「のび太さん弱虫よ!先生に叱られたくらいで!」とガンガンと叱りつけ、「雪山のロマンス」では、彼との結婚を決意した理由については「そばにいてあげないと、危なっかしくて見てられないから」と明言している。また、のび太が勉強やスポーツに対して努力している時は積極的に彼のサポートをする等、彼の芯の強さを理解し応援する場面が散見される。

のび太としずかは幼稚園時代からの幼馴染であり、迷子になってしまい毛虫まみれになって泣きじゃくってたのび太をしずかが助けに行くエピソードが存在する。

どことなくのび太を引っ張るイメージがある一方、人質から解放された際、真っ先にのび太に抱きつくなど、彼だけに特定のリアクションを起こすことも。実際に『鉄人兵団』や『パラレル西遊記』等ではのび太に助けられた際、彼に抱きつく場面も見受けられる。また、しずかの思う彼女の好きなのび太とは、たとえどんな相手でも暴力を振るわない心優しい人物であり、たとえ相手が一方的に悪かった状況だったとしても彼が誰かに暴力を振るったり、思いやりのない行動や発言で相手を傷つけたり彼の優しくない姿を見るのをとても嫌がり泣き出すほど(のび太の太陽王伝説)

しかしながら 別作品のヒロインと違い 女子力はあまりない

25年後の未来でも夫婦仲は良好で、野比ノビスケという息子を授かっている(のび太のパパとは同姓同名にあたる)。

ただ、2人とも腕白なノビスケに手を焼いているらしく、「タイムマシン」で未来を見に来た現代ののび太を未来のしずかがノビスケと間違えてお尻ペンペンしていることから、普段もだいぶ苦労しているようである。

アニメ版での描写

原作版では、上記の通りしずかからの印象は淡白に描かれており、彼女がのび太に対して好意を抱いているかどうか分かりづらかったのだが、アニメ版ではそういった描写を力に入れており、主に大山のぶ代版では現代及び過去における描写で、水田わさび版では未来における描写で強調されて描かれている。

大山版

大山版アニメオリジナルエピソード「二人のしずかちゃん」では「分身蜃気楼」(使用者の分身を生み出すことが出来るひみつ道具だが、生み出された分身は総じて気が強い)によって生み出された分身のしずかと本物のしずかを判別するために、のび太が「しずかちゃん、僕の事好き!?」と訪ねていたが、本物のしずかは相当照れている様子であり、また同アニメオリジナルエピソード「できすぎラブレター」では、のび太が「もはん手紙ペン」(このペンを使うと、どんな人でも素晴らしい内容の手紙を書くことが出来る)を使用してしずかへラブレターを書くが、設定ミスで年齢不相応の文を書いてしまい、しずかはそのラブレターを読んで赤面するが、不自然さに気づいた彼女はのび太に対して怒ることはせず「のび太なりの手紙が欲しい(≒自分で書いたラブレターなら相当嬉しかった模様)」という内容の手紙を書いてのび太に渡していた。

同アニメオリジナルエピソード「小さな恋にメロメロ」では2人の馴れ初めが描かれており、入園式の日(=3歳の頃)にのび太が転んで泣いている所を、しずかが自分のハンカチを差し出してくれたことがきっかけで、のび太は彼女に惚れた模様。その後、ジャイアンとスネ夫のせいでしずかの帽子をプールに飛ばされしまうのだが、のび太がびしょ濡れになりながらも彼女の帽子を取りに行き、その様子を見たしずかは「のび太ちゃんって、とても勇気があるのね」と言いながら、のび太の頬にキスをした

また、同アニメオリジナルエピソード「人生やりなおし計画」でも、幼稚園時代から仲良しだったのび太としずかの様子が描かれている。

これらのエピソードから、のび太としずかは現代はおろか幼稚園時代で初めて出会った時から両想いだったと考えることが出来る。

映画版「帰ってきたドラえもん」では、ドラえもんが未来へ帰った後にのび太のことを気にかけるしずかの姿が描かれている。のび太が落としたどら焼きを拾いながら、ジャイアンとスネ夫の嘘に泣き崩れるのび太を慰める(尤もしずかもジャイアン達の嘘に薄々気づいていた)が、ジャイアン達に騙された怒りと悔しさに苛まれるのび太に無視されてしまう。その後ものび太のことを心配し、終盤でのび太の様子を見に野比家を訪ね、お詫びの印に大量のどら焼きを持参してのび太への謝罪に来たジャイアン達と共にドラえもんと再会した。

水田版

2014年版「のび太のおよめさん」では、現代ののび太が未来のしずかに結婚した動機を訪ねてみたところ、彼女は「少しおっちょこちょいの部分もあるけど、優しくて思いやりがあって、全部大好きよ」と語っており、上記の「雪山のロマンス」での描写と合わせて「おちょこちょいながらも彼なりに尽くそうとしてくれた」のび太に惹かれた模様。

また、水田版アニメオリジナルエピソード「しずかちゃんへのプレゼントはのび太」では、のび太がしずかへの誕生日に彼女の名前とチューリップを刺繍した特製のハンカチをプレゼントするも、しずかのずの文字だけ反転してしまうが、しずかはそれをバカにするジャイアンとスネ夫を叱りつけながら、笑顔でのび太のプレゼントを受け取る。

その後、現代ののび太が贈ったプレゼントのハンカチ(未来ののび太が現代のしずかから一時的に受け取ったのだが、そのまま未来へ持ち帰ってしまい現代のしずかへ返すことを忘れていた)を持っている未来ののび太を見て、未来のしずかは微笑みながら「ありがとう、王子様」と言っていた。

喧嘩

原作「むすびの糸」では、原因は不明だが珍しく2人が大喧嘩してしまう。のび太としずかが言い争いになり、しずかは泣いて帰ってしまう。最初はのび太もヒートアップしていたが、考えてみれば自分にも非があったと思いしずかに謝ろうとするも、しずかはのび太に対し口をきくこともなかった。

のび太から相談を受けたドラえもんは「むすびの糸」を渡すも上手くいかず、色々あってのび太はジャイアンに殴られてしまう。しかし最終的にはしずかは怪我をしたのび太を心配し、のび太は泣きながらしずかに謝罪、彼女と仲直りすることが出来た。

水田版アニメでは、夕闇を見ながらベンチに座る2人の小指に運命の赤い糸が出ていた。

 

水田版アニメオリジナルエピソード「トゲトローズはご機嫌ななめ」では、のび太はスネ夫にからかわれたせいでしずかが買ったばかりのぬいぐるみを汚して彼女を泣かせてしまい、喧嘩になってしまう。

のび太から相談を受けたドラえもんは満開に咲かせれば3回まで相手の怒りを静めることが出来る「トゲトローズ」を取り出し、のび太はドラえもんでも「育てるのが難しい」と言っていたその花を数時間で満開に咲かせることが出来たが、色々あってしずかに対して使うことが出来ず、最後の1回を使う前に女の子が大事にしていたぬいぐるみを汚して喧嘩になってしまった男の子にしずかを泣かせてしまった自分と重ね合わせ、その男の子と女の子を仲直りさせることに成功する。

こうしてトゲトローズの効果を使い切り、これでしずかとの仲直りが叶わなくなったことに落胆するのび太だったが、一部始終を見ていたしずかに勇気を出して謝罪し、無事に彼女と仲直りすることが出来た。

ちなみにのび太としずかの仲を拗らせた張本人のスネ夫は道具の効果に気付くと、のび太がしずかと仲直りしたところからトゲトローズを横取りし、わざとジャイアンを怒らせるものの、既に効果を失っていたためにキレたジャイアンに叩きのめされるという自業自得の報いを受けた。

また、喧嘩までとは言わないが、しずかのぬいぐるみを巡るエピソードで「なんでもぬいぐるみに…」がある。

しずかがラッコのぬいぐるみを欲しがっていると知ったのび太がそれをしずかにプレゼントして喜ばせようと奮起するが、のび太がラッコのぬいぐるみを欲しがっていると勘違いしたスネ夫がそれを買ってしまい、のび太はそれを欲しがっていたのはしずかだったと教え、貰ったお小遣いでぬいぐるみを買おうとしたしずかはショックでそのまま立ち去ってしまう。

自分の余計な行動のせいでしずかを傷つけてしまったことに罪悪感を抱くのび太だが、一連の出来事を聞いたドラえもんがどんなぬいぐるみでも作れるひみつ道具「ぬいぐるみオーブン」「ぬいぐるみコートとつめ物」を出し、それでラッコのぬいぐるみを作り上げ、しずかにプレゼントすると、「とっても可愛い!!ありがとう!!」と感激の涙を流しながら喜ぶのだった。

ちなみに水田版ではスネ夫がしずかへの罪滅ぼしとして、しずかのために色々なぬいぐるみを作ってプレゼントしようと考えたドラえもんとのび太に協力するアニメオリジナル展開がある。

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