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概要

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』のエピソードの一つ。TC32巻収録。

副主人公・野比のび太と、メインヒロイン源静香が中心になっているエピソードの一つであり、将来しずかを幸せにする自信を無くしたのび太の苦悩や、そんなのび太を心配するしずかの気持ちが描かれる。


ストーリー

「このままじゃ、ロクな大人になれんぞ!先生は断言する!」


先生にいつも以上に厳しく説教されてしまい、自分は将来しずかと結婚しても、彼女を幸せに出来ないのではないかと落ち込むのび太。そこで彼はしずかを不幸にしない為にも、今の内にしずかと決別する決心をする。


ドラえもんはそんなのび太の様子を見て「そんな先のことを今から大げさに」と言うが、のび太は「未来を変えるには今から手を打たなくちゃいけない!」と断言し、しずかから借りていた本を返し、その際しずかのママに「しずちゃんにさよならと伝えて下さい」と伝言を頼む。


だが、しずかは自分に会いもせずに帰ってしまったのび太を心配して追いかけてた。のび太は「もう僕たちは会うべきじゃない」と別れ話を切り出すも、しずかは聞くはずもなかった。そこでのび太はしずかに嫌われるべく、断腸の思いで彼女のスカートをめくってしまう。しずかはのび太に「嫌い」と言いながら立ち去ってしまった。その後、のび太は出木杉に「君は良い奴だからしずちゃんを幸せに出来る!しずちゃんを頼んだよ!」と言い、泣きながら去って行く。


その話を母親や出木杉から聞いたしずかは「のび太に何かあったのでは?」と心配し、ジャイアンスネ夫の「先生にひどく怒られてたらしいな」「のび太もかわいそうに。あれだけ説教されたら死にたくなるのも無理ないよ」という会話を聞き、のび太が自殺を考えているのではないかと焦ったしずかは野比家に向かう。


その頃、しずかと本気で決別しようとするのび太の様子を窺っていたドラえもんは「バカバカしいとは思うけどいじらしくもある」と考えていた。するとしずかが野比家にやって来て、のび太は大慌てする。見かねたドラえもんは、服用すれば誰からも嫌われるひみつ道具「虫スカン」を取り出す。しかしのび太は虫スカンを全部飲んでしまい、彼の身体中から不愉快放射能が放出され、たまらずドラえもんとママは野比家から逃げ出す。


野比家にやって来たしずかも不愉快放射能の効果で逃げ出しそうになるが、のび太は虫スカンの過剰摂取で瀕死に陥っていた。そのことに気付いたしずかは不愉快放射能の効果に逆らい、のび太をトイレに誘導して虫スカンを吐かせることで事なきを得た。


のび太が回復した様子を見て安心したしずかに対し、彼は「そんなに僕のことを心配してくれたの?」と尋ねる。するとしずかは「当たり前でしょ!お友達だもの!」と言う。その後のび太は「しずちゃんに嫌われるのは、また今度にするよ」と言い、それを聞いたドラえもんは優しく微笑みながら「それが良い」と答えるのだった。


余談

このエピソードは大山のぶ代版及び水田わさび版アニメで何度か映像化されており、映画STAND BY ME ドラえもん』では3DCGとして映像化されている。


また、ドラえもんが取り出したひみつ道具「虫スカン」は、初登場時と比べて名称及び効果が微妙に異なっている。

上記のエピソードでは「周囲の人間が服用者から逃げ出すが、服用者を嫌うことはない。それだけでなく、過剰摂取すると服用者の命にかかわる」効果となっており、実際にしずかは不愉快放射能を突破してのび太を救出している。


それに対し、TC8巻収録「ニクメナイン」で初登場した際の名称は「ムシスカン」であり、効果も「周囲の人間が服用者を心から憎むようになり、服用者がその場から追い出される。過剰摂取した場合も副作用等は一切ない」効果となっている。作中のしずかものび太に対して顔をしかめており、ジャイアンやスネ夫達と共にのび太を嫌っている。


2005年版及び2012年版「しずかちゃんさようなら」では、上記の虫スカンが液体型のひみつ道具に変更されており、身体に振りかけることで効果を発揮する仕様になっていた(ただし2015年版及び2021年版「ニクメナイン」及び『STAND BY ME ドラえもん』では、原作版通りムシスカン及び虫スカンが錠剤型のひみつ道具として登場している)。


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