ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
編集者:赤竹ただきち
編集内容:全体的に加筆修正

ソニックCD

そにっくしーでぃー

1993年に発売されたセガゲームスの『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズの1つ。ソニックCDは略称であり、正式名称は『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』

概要

メガドライブの周辺機器「メガCD」専用ソフト。

本作でエミー・ローズメタルソニックが初登場した。ソニック1のスタッフが中心となって開発しており、ソニック2よりも後に発売されたソフトだが、操作性はソニック1に近い。

本作の大きな要素として、過去(Past)と未来(Future)を行き来できるシステムが挙げられる。ステージ中にある「Past」「Future」のマーカーを通過したあと、ソニックがダッシュし続けることでタイムワープが可能となる。過去・未来ステージは通常ステージと構成はほぼ同じながら、敵や障害物、アイテムの配置が異なっており、通常ルートとは異なる難易度で楽しめるようになっている。

通常プレイでは過去・未来ステージを通る必要はないが、真のエンディングを見るためにはこの要素を駆使しなければならない。

1990年代のCD-ROMを使ったゲーム作品としては評価が高く、全世界での販売本数は150万本とメガCDタイトルの中では最高の売上を達成し、クラシックソニックシリーズの中ではゲーム性やストーリー性の完成度や隠し要素(ゲームプレイに関わるものからスタッフのおふざけに至るまで)のボリュームも非常に多く、ソニックアドベンチャー2』と競い合う程の「ソニックシリーズ最高傑作の1つ」と評価するファンは多い。

日本(欧州)版・北米版との違い

本作のBGMは「日本(欧州版)」と「北米版」に分かれているのが特徴。

当時はジュリアナ現象が流行していた事もあって、前者はダンスミュージック色の強みがあるBGMが濃く、OP・EDのテーマ曲も異なっており、前者は「You Can Do Anything」という洋楽で、歌は宇徳敬子が担当し(さらに言えば、メガCD版と移植版で歌い方が異なる)、後者は「Sonic Boom」が採用され、こちらは『大乱闘スマッシュブラザーズ』でも聴くことが出来る。なお後年に海外名が同名のメディアミックス展開されたソニックシリーズとの関連はない。

また北米・欧州版では舞台名が「リトルプラネット」ではなく「惑星モビウス」であり(海外コミック版におけるソニック達が住む星の名前と同一)、ヒロインの名前は北米版だとプリンセス・サリー、日本(欧州)版ではエミー・ローズ(ロージー・ザ・ラスカル)である。

OP・ED映像

OP・EDアニメーションは東映動画(後の東映アニメーション、アニメ『ドラゴンボールZ』の制作スタッフとしても有名)手がけたことも特筆され、今見ても遜色ない完成度の高さから、ゲームと併せて「シリーズ最高のOP・ED映像」と称するファンも少なくないとか。

しかし当時の技術(メガCD)ではフルサイズアニメーションを流すことは困難であったため、コマ割りやフレームレートを落としてドットで打ち直して、サイズダウンしたバージョンになっている。

後述の移植版ではそういった技術的問題が解決し、フルサイズアニメーション版で収録された。

移植版

1996年にWindows9598版が発売された(BGMは北米版に統一)ほか、2005年に発売されたPS2GC用ソフト『ソニックジェムズコレクション』にも収録され、2011年にはiOS・Android版・PSN・XboxLIVEでもダウンロード配信が開始された。

2011年に配信されたものではオープニング映像の高画質化(『ソニックジャム』と同一)、「日本・欧州版」のBGMと「北米版」のBGMやダッシュとスピンダッシュの切り替えが可能な他、使用キャラクターにテイルスが追加されている。一方で「日本・欧州版」オープニングのBGMからボーカル音声が削除されているので注意。

余談

関連タグ

ソニック(ゲーム) ソニック・ザ・ヘッジホッグ

メガCD SEGA メガドライブ

ソニックライダーズ - OPがアニメ映像のソニックシリーズ(こちらはプロダクションIGが担当)

関連記事

編集者:赤竹ただきち
編集内容:全体的に加筆修正