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アシナガバチの編集履歴

2019-06-07 16:57:55 バージョン

アシナガバチ

あしながばち

狩人蜂の一種。英語名Paper waspは巣の材質が紙状であることにちなむ。

概要

 ハチスズメバチ科アシナガバチ亜科に属する狩人蜂肉食を好む真社会性の)。

 雀蜂仲間だけあって芋虫などの昆虫で刺し殺しに持って帰る習性を持つが、身体細身が(雀蜂に比べれば)弱く、性格もそこまで凶暴ではない。

女王バチの餌は花の蜜、働き蜂は幼虫に肉団子を与える代わりに、分泌物をもらって栄養源にしている。

アゴの力が弱いため芋虫や毛虫などの幼虫を好んで捕食するので、益虫とされることもある。


 だが、当然ながらそのには強力な毒針を有する。その毒性は「雀蜂よりは少しはマシ」程度であり、最悪アナフィラキシーショックで死に至る。刺された場合には間違ってもおしっこなんぞかけずに刺された部位を冷やしてタンニンの含んだお茶をかけて痛みを和らげ、抗ヒスタミン剤を塗ってから病院へ。


 は雀蜂やミツバチに比べればやや小さく、外壁の無いハニカム構造剥き出しな文字通りの蜂の巣型をしている。

春のころは母蜂(女王バチ)が一匹で産卵・増築・狩りにいそしむ。姉のハチたちは働き蜂として母を助け、夏の終わりに生まれる妹や弟たちの面倒も見る。

妹蜂は女王候補でもあり、オス蜂と交尾したあとは一匹で冬を越し、次の女王蜂になる。

暑い日にはを飲んで水滴に咥え(風船ガムみたいに膨らんで見える)、巣の前で落として翅を高速で羽ばたかせ気化熱で巣を冷やすという打ち水の風習がある。


関連項目

昆虫

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