概要
鉄道ファン以外にはあまり知られていないかもしれないが、正式な路線名称は「東京都交通局上野懸垂線」で、都営地下鉄や都営バスなどでおなじみの「東京都交通局」が運営している。「新しい交通手段」として東京都と日本車輌がモノレールを開発、実際に営業用路線として上野動物園内の東園駅・西園駅を結ぶ0.3km区間が1957年に開業した。
数少ない懸垂式モノレールの路線の1つだが、片側から下ろしたアームによって車体を支え、車輪をゴムタイヤ方式とした「上野式」と呼ばれる独自のものを採用している。車両更新や設備更新を何度も行い、現在は2001年に登場した4代目の「40形」車両が活躍している。
2019年1月、10月末での運転休止が発表。車両更新に多額のコストがかかるためとされている。