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かってに改蔵の編集履歴

2009-12-25 23:24:56 バージョン

かってに改蔵

かってに改蔵とは、週刊少年サンデーに連載されていた久米田康治の漫画である。

2009年現在、氏の最後の小学館作品でもある。また、外伝作品「いいがかり姉さん」も存在している。


概要

初期は『南国』同様下ネタが中心のギャグであったが、話が進んでいくうちに「あるあるネタ」などを取り入れ、そこから話を展開、「あるあるネタ」を羅列させるという手法が取り入れられた。

(同時にヒロインである名取羽美のキャラが強烈になっていき、さらに脇役・坪内地丹もダメ人間になっていった)


この羅列するというネタと社会風刺、強烈なキャラクターの性格、アシスタントである前田君いじりなど数多くの要素が次作『さよなら絶望先生』に受け継がれており、久米田康治の一つの到達点といってもいい。

現在も人気が高い作品である。


ちなみにアニメ化のオファーがあったが後に取り消し(作中ネタなので真偽は不明)、講談社漫画賞少年部門にノミネートだけされるという割と残念な経歴がある。

これが影響しているのかは定かではないが『絶望先生』に本作のキャラがモブとして登場している。

果てには『絶望先生』アニメ第1期最終話のエンドカード(絵:久米田康治)に堂々と描かれたりもされた。


登場人物

勝改蔵

主人公。天才だったが事故により変人となり、それが尾を引き、自分が改造されたと思い込むようになった。

…のだが、中盤以降羽美と地丹がどんどん脇道にそれていった事に比例して、どんどん真人間になっていった。

ちなみに勝海舟とは一切関係ない。


名取羽美

一応ヒロイン。改蔵が変人になった原因を作った張本人でもある。

当初は変人・改蔵に突っ込みを入れる真人間ポジションに当たっていたが、次第に妄想が目立つ・KY・友達がいないことを指摘されるなどで株を落としていき、猟奇的な本性を現すようになっていった。

後に父親がリストラされ、家族は離散。本人は改蔵の家で引き取られるようになるなど、それなりに悲劇的な部分もある。

名前の由来はナトリウム。ちなみに駄乳だが、そうは見えない。

彼女のキャラは木津千里(猟奇)、木村カエレ(人格バイリンガル)など多くの絶望少女たちに受け継がれていった。


坪内地丹

脇役。改蔵にいじられる・巻き添えを食らうといったいじられポジション。

だったのだが、羽美同様どんどんダメ人間キャラとなっていき、服装もぐるぐるメガネと制服から<●><●>という目つきとブリーフ一丁という出で立ちに変貌していった。

鳴き声は「きょーっきょっきょっきょっきょっきょ」。

鉄道マニアであり、そこから話が展開された事も数回ある。

実は結構美系でありスポーツ万能な一面もあったが、次第に描写されなくなった。

名前の由来はチタン。

『さよなら絶望先生』では3話から背景キャラとして登場。


彩園すず

科特部(科学特捜部)部長で改蔵を改造した張本人(という設定)。本作における最重要人物。

「しれっ」とした表情でよく冗談や突っ込みを言う。

物凄い経歴があるそうだが、詳しくは描かれなかった。

異常な守銭奴だが、これについては最終話で理由が明かされる。

名前の由来はサイエンスと錫。ちなみに昔は内ハネだったが、その姿はどう見ても(検閲)


関連イラスト

【ドット絵】かってに改蔵


関連タグ

勝改蔵 名取羽美 坪内地丹 彩園すず

畑健二郎 前田君 さよなら絶望先生 ヤンデレ


参考資料

ウィキペディア-かってに改蔵

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