概要
とらうま高校二年生。元天才児の現変態。
学生服の下にいつもボーダーシャツを着ている。
昔は生真面目な天才少年だったが、幼馴染の名取羽美にジャングルジムから突き落とされて頭を打ったせいでアホになってしまった。それ以降は思い込みが激しくあちこちで騒動を起こす変人として羽美を悩ませている。
諸々の要因から徐々にツッコミ役の常識人へと変化していった。
初期
幼少期の事故により社会性に欠けた変人と化し、ディープなオカルト雑誌を愛読していたりアングラな世界に無駄に詳しかったりする。精神年齢が子供なので地元の小学生とは気が合う。言動と行動が破綻しているもののルックスは良いため、学外の女性からは意外とモテている。
第1話で自分が改造人間だと思い込むようになってからは、科学部部長の彩園すずを「博士」と呼び、科特部(科学部)を根城にあちこちで騒動を起こすトラブルメーカーとなった。
彼の奇行の主な被害者は出会って早々下っぱ認定された坪内地丹や、アホになった改蔵が天才塾を崩壊させたことを恨んで襲撃してくる元天才塾生達である。
中期〜後期
羽美が猟奇キャラ、地丹がダメ人間へと変貌していくにつれて変態性が薄れ、相対的に常識人的立ち位置に収まっていった。地丹の暴走にツッコミを入れたり羽美の猟奇オチに巻き込まれたりしているほか、現代社会の問題にメスを入れるなど各話の問題提起役を担っている。
幼少期の回想は大抵の場合、改蔵が羽美にトラウマを植え付けられる話である。
またネームドからモブまで多くの女性キャラと関係を持っているような描写があり、女癖の悪さが窺える。地丹の双子の弟・砂丹とも度々怪しい雰囲気になっていた。
実は母親によって当人達も知らぬ間に羽美と入籍させられていた。
ネタバレ
最終話で羽美や地丹と共に精神病棟で治療を受けている患者だという真実が明かされる。
彼らが暮らす「とらうま町」は箱庭療法で患者達が作った架空の町で、今までの話は全て改蔵達の空想だったのだ。ちなみに改蔵がジャングルジムから突き落とされた際、実は羽美を巻き添えにしていたというネタが最終話前に仕込まれていた。
そして「二人が一緒ならお互いの暴走を止められる」と確信したすずに送り出され、羽美と共に無事退院した。だが羽美と同棲している部屋でガンプラを弄っていたり、「この際蛇足っちゃいませんか?」と通行人に絡んだりするなど、本質はあまり変わっていないようだ。
とはいえ、もし羽美が暴走したら彼がちゃんと止めるのだろう、多分。