概要
ブルークリスタルロッドの精霊で、ロッドの光から誕生したドラゴン。本来は善良なドラゴンだったが、ドルアーガによって操られ、ギルの敵となってしまった。
ギルがドルアーガを倒したことにより、呪縛から解放された。
名前の由来は「オズの魔法使い」シリーズ「オズのチクタク」に登場する同名の竜から。
登場作品
『ドルアーガの塔』
初登場作品、壁を壊しながら移動し、炎を吐く。
フロア15にて初めて出現するが、この時の装備ではダメージを与えられないため、倒すことは出来ない。
フロア14でドラゴンポットを手に入れていれば倒せるが…
なお、ファミコン版では、初期装備でも倒すことが可能。
『イシターの復活』
ルーム77「DRAGON'S LAIR」で横になって寝ている。
扉の鍵を持っており、敵ではないが、そのまま触れると何故かミスになってしまう。
Sleepを使うか、クオックスの頭の近くでBlue Crystal Rodを使えば、カイのみ触れてもミスにならない。
『カイの冒険』
ドルアーガの塔の前日談であり、この時はまだ操られていない。
ワープアイテムを取ると現れ、秘密の通路でワープさせてくれる。但し、スペシャルステージではシルバードラゴン、ブラックドラゴンになっており、下のフロアへ落とされてしまう。
『すごろくアドベンチャードルアーガの塔』
フロア50のボスとして登場。
口から吐く炎、足踏みによる落石、尻尾で攻撃する。
倒すと正気に戻る演出があるが、「カイの冒険」とは口調が異なる。
『攻めCOMダンジョンドルルルアーガ』
廃墟となったドルアーガの塔に住んでいる。
本編「ドルアーガの塔」から100年後の舞台であり、「カイの冒険」とは違い、大人口調になっている。
スペルカードとしても登場しており、手に入れれば使用することが可能。
クオックスが味方として戦ってくれる初めての作品でもある。
ゲ-ムブックドルアーガの塔『悪魔に魅せられし者』
15階に登場しており、前述の設定故か倒しても何度でも蘇るという驚異の属性を持つ。
その故、双方向型ゲームブックである本作は他の敵では規定経験値に達すれば出現しないように設定されているがクオックスにはその規定が設けられておらず出現項目に入れば何度でも経験値を稼げる無限アップができるため、過去には論争を繰り広げたこともあった。
尚、同様に制限規定が設けられていない箇所はホワイトナイトの出現項目にも設定されており、著者である鈴木直人氏の弁によると「経験値の制限は簡単だが、敢えて数か所ではずしてあること」と語っており、不正をさせないシステムにのみこだわることは、読者への愚弄であると論している。
TVアニメ
第1期の表1話に登場。
ジルの夢の中に登場したが、ゲームとは異なり、完全な敵となっており、本来の設定が無視されてしまっている。
その他の出演
『ナムコミュージアムVOL.4』
イシターの復活のゲームルームに登場。
デザインが異なり、若干細め。
ゲームルームに入ってから、しばらく待っていると景色が変わっていき、夜が明けてから少し経つと、石像の指差す方向に現れ、翼を広げて飛び立つ姿を見ることが出来る。
また、飛び立った後に、ゲームルーム内に大きな変化が起こる。
コマンド入力でプレイ出来る「裏イシターの復活」のゲームルームでは、クオックスと対面するギルとカイが見られる。
『ミスタードリラードリルランド』
ゲームモードの一つ、「ドルアーガの穴」に、クオックスに似たドラゴンが敵として登場する。
名称不明。
『ドラゴンクロニクル』
希少種の一体として登場。
『マリオカートアーケードグランプリDX』
「ナムコサーキット」にあるドルアーガの塔エリアの入り口が、クオックスの顔になっており、トンネル内にはドット絵のクオックスを始め、ギルやナイトたちもいる。
『エースコンバットシリーズ』
インフィニティでは機体に貼り付ける事ができるエンブレムとしてドット絵仕様が入手可能。
6では部隊名として、イカロス・イン・ザ・スカイ及びインフィニティではQ-X(クォックス)及びMQ-90 Quox、MQ-90L Quox bisの名前の元ネタとして登場。
余談
ナムコワンダーエッグ(1992年~2000年末に営業していたテーマパーク)のドルアーガの塔のアトラクションにあった塔の上にいたドラゴンは、クオックスではなく、ワンダーエッグのマスコットでもあるピラリス(アゴン)であり、それ以前に開催された大阪花博のドラゴンも、オリジナルデザインである。
検索時の注意
「クオックス」だけで検索するとブラックオックスがヒットするので、完全一致検索か、「ドルアーガの塔」等の関連ワードを入れよう。
別名・表記ゆれ
実は公式(ゲーム内や当時の雑誌等)でもこちらで表記されることがある