概要
初登場は第10弾、「聖挙編(エターナル・アームズ) 第1弾」 」レアリティはベリーレア(★)で
同弾でパッケージイラストを飾っている。
前弾の「闘魂編」における「伝説の進化ドラゴン」達と光文明の長い戦いは、世界を大きく荒廃し地獄のようになってしまった世界で、生き延びる手段として異文明との融合によって個々の能力を飛躍的に強化する技術が確立され、多くのレインボー獣たちが誕生し始めた中、光文明との戦いで己の死期を悟った一体のアース・ドラゴンがアーマード・ドラゴンと融合、誕生しメカ・デル・ソルとガーディアンの大軍団に甚大な被害を与え名の「無双」の如くの活躍を見せた。
融合した背景設定を踏まえ赤色の剣やキャノン砲、鎧とアーマード・ドラゴンの見られる火器的な要素と植物の様な部分や緑色の体を持つアース・ドラゴンの要素を備え持っており、足の存在しない龍のようなデザインが特徴。
聖挙編(エターナル・アームズ) 第1弾のCMでは新要素の多色クリーチャーとしてプッシュされ
「想像を絶する破壊力」と紹介される。事実その強大なパワーで対戦環境を揺るがすことになるのだが・・・
カードとしての能力
火/自然文明
クリーチャー 種族:アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン
マナコスト:7 パワー6000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、他のパワー6000のクリーチャーをすべて破壊する。その後、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。そのターンの終わりに、自分はゲームに負ける。
スピードアタッカー
W・ブレイカー
解り易く説明すると、このクリーチャーを召喚すればもう一度自分のターンを行えるが、その追加ターン中に決着を付けられなかった場合自分が無条件で負けるという効果である(ついでに、この際にパワー6000のクリーチャーを全て破壊出来る)。
発売当初はエクストラターンという強力な効果を持つ反面、勝負を決められなかった際の無条件で負けるデメリットが目立ち、ネタカード扱いされがちであり、公式戦においてはそれ程使われなかったカードである。
これが後に、全国の当時のデュエルマスターズプレイヤーにアレ程のトラウマを植えつけるカードになろうとは誰が予想しただろうか・・・
悪夢の始まり
そんなこのカードであったが、全国大会においてこのカードを使ったデッキが颯爽と登場、環境を席巻し大活躍を果たした。
この活躍を見て、当然強さを求める全国のプレイヤー達が飛びつかないはずもない。これ以降の公式大会や公認大会などでは、このカードを使ったデッキが上位を独占する事となる。その強さたるや、生半可なデッキでは最早相手にならず、環境に存在するデッキですら苦戦を強いられるレベルでさえあった。
その圧倒的、という言葉すら生温い強さを見て当時のプレイヤー全員は「次にこのカードが殿堂入りするだろう。」と思っていた。否、思わざるを得なかったのかもしれない。
しかし、その次の殿堂改定で新たに殿堂入りを果たしたカードはアクアンというカードが1枚だけ、肝心のボルバルザークに関しては全くのノータッチであった。
(余談だが、このアクアンは2011年1月に禁止になった)
こうしてライバルとなるデッキが弱体化する中、ボルバルには何一つ規制が行われなかった為相対的に凶悪化、以降次の殿堂改定が行われるまで大会等ではこのカードを中心としたデッキばかりが暴れ回り、上位卓を埋め尽くした。
上位プレイヤー中、使用デッキの8,9割がそんなデッキであった事もザラにあったとも言う。
強すぎる故の批判
当然ながら、これ程までに環境において暴虐を尽くしたこのカードが与えた影響は極めて大きい。その一例を箇条書きとして説明すると、大体この通り。
・このカードを入れてないデッキはただの紙束当然とも言われていた。つまり、対抗しようとして負けないようなデッキを組み上げたとしても、その大半には「そのデッキにボルバルザークを入れた方が強いよね?」という結論が出てしまう。
・また、そこからこのカードの登場以降、どんなに強いカードが出てもこのカードがメインのデッキに組み込まれてしまう。事実、このカードの登場以降に登場した無双恐皇ガラムタや炎槍と水剣の裁等のカードは、デッキの強化に大きく貢献した。
・引けないと負ける=圧倒的な運ゲー。
そうなってしまったが最後である。圧倒的一強たるこのカードは大会環境を食い荒らし、プレイヤーの怒りと反感を一身に集めてしまう。その壮絶さたるや、各地の大手カードショップにおいてボルバルザークを禁止に!運動が行われた程である。
また、このカードを出すとゲームが終わるという点にも非難が集められた。このクリーチャーの効果はエクストラターン中に勝利しなければ強制敗北するというデメリットも併せ持っている。
つまり出たその瞬間どう足掻こうと、どんな結果になってしまおうと相手側に出来る事などほぼ何もなくなってしまう。精々引いたシールド・トリガーを使う位しかない。
要は、ボルバルが出た瞬間に相手プレイヤー自身がゲームから除外されたも同然であり、万が一ボルバルで止めを刺しきれずにそのプレイヤーが負けたとしても、それはあくまでボルバルの能力による自爆であり、自分のデッキの力で勝利したのではないのだから、そんな展開では白黒どうなろうが、勝利を喜べるプレイヤーなどいないだろう。
たった1枚のカードの力で、あと数分のうちにゲームの終了が決定づけられ、展開がどうなろうと盤面に触れることすらできないまま、カードゲームそのものの楽しみすら奪われた状態で、自分はただ勝敗が決するのを棒立ちで見守るだけ。
そして、皮肉にも、そんなデッキに対抗する手段はただ一つ、毒を以て毒を制す。すなわち憎むべきそのカードを自分も使うこと。
……こんな環境が続いた結果、プレイヤー達はいつしか皮肉を込めて、その環境、更にはこのゲームをこう呼んでしまう事となる・・・
ボルバルマスターズ、と。
(ちなみに、これ以降の環境でも似たような意味で、龍仙ロマネスクが暴れると噂されたデュエルロマスターズ、マーシャル・クイーンと星龍の記憶で最速3ターンキルのデュエルマーシャルズ、2009年と2011年にエンペラー・キリコが暴れたキリコマスターズという言葉がある。
しかし、いずれもこの時程の被害は出ておらず、他のデッキがまだ頑張れたり、タカラトミー側の素早い配慮によりそこまでの事態は回避されている事を付け加えておく)
何故強いのか?
ここまでに何度も言及してきた通り、このカードの最大の強さは自分のターンをもう一度行える点である。これによって自分は手持ちのクリーチャーによってもう一度攻撃する事ができ、マナも再び全開で使用可能。邪魔な相手クリーチャーを一掃するも、スピードアタッカーを呼び出して攻撃回数を増やすも、シールド・トリガーを封じる呪紋の化身を呼び出して駄目押しするも思いのままである。
一方、相手はと言えばターンが渡らない事によってクリーチャーや呪文によって反撃する事が出来ず、対処が非常に難しい。仮にブロッカーが用意されていたとしても、アンタップすら許されないのでエクストラターンの攻撃を凌ぐ事は非常に困難である。よしんばボルバルザークをブロックで討ち取れたとしても、上記の勝舞VSヤカンマンのデュエルが示すように、別にエクストラターンが消滅する訳でもない。
このように、自分のターンが増えるメリットは、デュエルに負けるデメリットを天秤にかけたとしても尚余りある程に大きかった。何せ、その前に大概はデュエルに勝ってしまうのだから。
同じく自分の番をもう一回続けられるからと言って、すごろくや人生ゲームでもう一度サイコロを振れるというレベルではない。
更にこのクリーチャー自身も、上記のスピードアタッカーを持っている。
出した瞬間攻撃出来る為、実質このカード自身で二回攻撃が可能。W・ブレイカーも併せ持っている為、このクリーチャーだけで四枚ものシールドをブレイク出来る事となる。
初期シールド枚数が五枚、そのシールドを全て失い直接攻撃を受けた時点で負けとなるデュエルマスターズというゲームの性質上、このクリーチャーだけでも相手の命を大幅に削ってしまう事になる。
そこに一つ目の効果が合わさる事によって更に複数の攻撃が飛んで来るのだから、凌ぎ切る事は最早困難、状況さえ整っていれば不可能とも言えるレベルである。
ちなみに、エクストラターンを得る効果に付属しているパワー6000のクリーチャーを破壊する効果に関しては、自身を二体以上並べて攻撃出来ない点や、シールド・トリガーを封じる強力な効果を持つ呪紋の化身を自分の物まで破壊してしまう点、何より、パワー6000のクリーチャーしか破壊できないという極めて狭い効果範囲の点から、邪魔物扱いされがちである。
当時の環境にパワー6000のクリーチャーが、それこそこのカードと前述の呪紋の化身程度しかいなかったのも邪魔物扱いされる理由だろう。それを見越してのデザインとも考えられるが。
主なデッキタイプ
ボルバルザークはその強さから環境に応じてデッキタイプを変え、しぶとく最前線に生き残った。
主なデッキタイプを上げると―――
・ボルバルステロイド
火と自然で構築された最初期のボルバルデッキ。ボルバルの歴史はここから始まった。
・ボルバルブルー
ボルバルステロイドの弱点であった息切れを水で補った形。
デュエルマスターズ史上最もタチの悪いデッキタイプの一つとされ、
登場からボルバルのプレミアム殿堂入りまでの長い間最前線に生き残った。
更には、このデッキを元に多数の派生デッキが誕生していった。
・リーフボルバル
アストラル・リーフ等を入れた、レギュレーションの関係で一時期のみ存在したデッキ。
・ボルバルホワイト
ボルバルステロイドに光を入れたアンチボルバルデッキ。
・ボルバルブラック
ボルバルブルーに闇を入れた四色のデッキ。
・除去ボルバル
ボルバルブラックをより攻撃的にし除去呪文を多めに入れた、ボルバルブラック同様コントロール型のデッキ。
・カウンターボルバル
除去ボルバルが流行すると共に除去ボルバルに対抗する為に質の良いアタッカーを入れた、対除去ボルバル用デッキ。
・バジュラズブルー
ボルバルブルーにバジュラズ・ソウルを突っ込んだデッキ。
・除去バジュラズ
除去ボルバルにバジュラズ・ソウルを突っ込んだデッキ。このデッキが考案された後にボルバルがプレミアム殿堂に格上げされたため、これがボルバルデッキの事実上の最終形態となった。
10年近くの歴史があるデュエル・マスターズにおいて、ここまでデッキタイプの多いカードは他に例が無く、それが約二年間もトップメタにいるだけに止まらずそれを独占していたのだから驚きである。
勿論、TCG界全体を見てもこのようなカードは殆ど例が無い。
2005年7月
このカードが出て2年後、人々の希望がようやく届き、ようやく殿堂入りとなった。
しかし、それでこのカードが大会から消える事になったかと言うとそんな事はなかった。
一枚だろうと入れられる、そして引ければ勝つのだから当然使わない手はないとばかりに、環境では依然としてこのカードが暴れ回っていた。
どころか、ディメンジョン・ゲート、鳴動するギガ・ホーン、クリスタル・メモリーなど任意のクリーチャーをサーチするカードはこの時既に多く存在していた為、結局の所シールドにでも埋まらない限り一枚制限だろうとあまり意味はなかった。
結果、ボルバルザークを一枚しか入れる事が出来ないという事によって、盾にボルバルザークが埋まらないかという事と、先に一枚限りのボルバルザークを引いた方が勝つと言う事から、寧ろ制限前以上に運ゲーが加速したとも言える。
2006年3月
そして、それから半年・・・
制限後も依然として続いたボルバル環境とプレイヤーの怨嗟の声に終止符を打つべくかの如く、ついにプレミアム殿堂となった。
こうして、約2年間に渡るボルバルマスターズに終止符が打たれる事となった。
ちなみに、デュエル・マスターズでプレミアム殿堂入りしたのはボルバルザークが初めてであり、事実上プレミアム殿堂自体がボルバルザークのために作られた制度、といえなくもない。
尚、これだけのカードが禁止になったにも関わらず、環境に平和が訪れるのはもう少し先の事となる。
この後発売されたドリームパックにおいて、ボルメテウス・サファイア・ドラゴンなるこのカードに匹敵する凶悪なクリーチャーが登場し、取って代わる形で環境にて大暴れを果たしたからである。
プレイヤー達はボルバルマスターズに代わり、サファイア地獄を見せつけられる事となった。
流石に前の悪夢とも言える事件の事もあって、この環境に対するタカラトミー側の対応は実に素早かった。
このカードは1年もたたずに制限を飛び越して禁止になり、環境にはようやく真の意味での平和が訪れた。
その後のボルバルザーク
このように、ありとあらゆるトラウマを植えつけたこのクリーチャーであるが、それ故にプレイヤーの印象にも極めて深く残る存在であり、スタッフ側もリベンジとしてか、派生系としてのクリーチャーが多く作られている。
拡張パック28弾においては、子孫にあたるクリーチャー(ヒーローズ・クロスBOOK勝舞編参照)である、ボルバルザーク・紫電・ドラゴンというカードが登場した。
無論本家に劣るものの、本家を思わせる二回攻撃を持ち、またクロスギアを無償で手札から出せる侍流ジェネレートも搭載。
フィニッシャーとして十分過ぎる程に強力なカードである。
また、このクリーチャーからの派生として、W・ブレイカーと侍流ジェネレートの代わりにブロッカーとブロックされない能力を得た、蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴンというクリーチャーも登場した。
こちらも破壊力は落ちた物の、十分に実用に足るクリーチャーである。
その後は暫くなりを潜め、久々に影を見せたと思えば、再録集であるストロング7によって再録された無頼勇騎ウインドアックスのフレーバーの中で隠居しているような節を見せ、かつてのプレイヤーからの笑いを誘ったりしていた。
しかし、その数ヵ月後、過去のクリーチャーをリバイバルするという趣旨のパック、フルホイルパックが発売。
ここでボルバルザークもまた、CMに登場するという優遇された扱いを受けながら(尚、このCMでは温泉に浸かり昔を懐かしむというかなり笑える・・・と言うより、和む彼の姿を見る事が出来る)ハンター側のパックに新たな転生版カード、ボルバルザーク・エクスとして登場した。
その効果たるや、スピードアタッカーとW・ブレイカーは本家そのままに、加えて、自分のマナを全てアンタップするという、元のカードの能力をエクストラターンを得る効果を想起させるような強力な効果。
この効果にデメリット能力は一切無く、実質的にコストがかからない点、それどころか7マナ以上でもフルアンタップ出来る為擬似的なマナブーストとなる点、故に、手札にあるだけ幾らでも召喚出来る点、更にそこから強力な進化クリーチャーなり何なりを展開出来る点等々から、プレイヤーや公式側の解説でも下手すると元よりかなり強くなっているのでは?と言われている。
(ちなみに前述した子孫に当たる紫電もこのパックに収録されている。)
当然、これらは手札を多く消耗する戦術なのだが、このカードが登場する少し前に登場したサイバー・N・ワールドという、強力なドローソースを内蔵したクリーチャーによってその面も解消。この組み合わせはNエクスと呼ばれ、水火自然系統のデッキにおいて現役で活躍している強力なコンボである。
果たしてこの勢いのまま、第二次ボルバルマスターズは起こるのだと思ったらNエクス等で暴れすぎた為2012年8月11日より殿堂入りする事が決定。歴史は繰り返されたのである。
また、現在70枚デッキで全てハイランダーで行うメガデッキデュエル7が公式イベントとして行われている。
プレミアム殿堂入りカードを1枚だけデッキに入れることができるので、再びボルバルザークで暴れてみるのも面白いだろう。
漫画、アニメでの活躍
漫画版においては切札勝舞がヤカンマン戦において使用、アルティメット・ドラゴンと共に攻撃するも電脳聖者タージマルによってブロックされ、破壊されてしまっている。
しかし、このカードの能力であるエクストラターンゲイン効果によって勝舞のターンが再び始まり、結果としては出落ちに近い形で盤面からは退場してしまった物の、彼に勝利をもたらした。
このように、漫画劇中においてはこの一回しか登場せず、主人公の使用した切り札カードとしては控えめな活躍であり最初の禁止カードにしてはあんまりな扱いになっている。
一方、アニメ版では初登場時はドラゴンマスク(ナイト)が、自身の実力に溺れる勝舞に対して「まだ知ることが多くある」という意味で使用された。
勝舞が「バルキリー・ドラゴンの効果で呼び出した超竜バジュラでバルキリーを進化させその強力な性能で押し切る」という戦法を取るつもりだったが、バルキリーを出した後の相手のターンにボルバルザークを召喚され敗北するという、カードゲームお約束の説明死をするとともに壊れカードに相応しい活躍を見せている。
後に勝舞の切り札として幾度と登場し、その度に何度も彼に勝利をもたらすエースカードとして相応しい活躍を果たしている。映画「闇の城の魔龍凰」でもにもきっちり、このカードが彼のデッキに入っている。
なお殿堂入りが遅れた背景には、このカードが漫画・アニメの主人公のエースカードであり活躍中のカードを規制すると商業的に差し支えるためだとの意見もある。事実プレミアム殿堂入りした2006年3月にアニメ「デュエル・マスターズ チャージ」の放送が終了し、登場人物と設定をほぼリセットした「新星輝デュエル・マスターズ フラッシュ」に移行しており不死鳥編の種族及びメディアの新規展開に合わせてプレミアム殿堂入りしたと思われる。
その後はボルバルザーク・紫電・ドラゴンがアニメ「デュエルマスターズ クロス」で活躍、また「デュエル・マスターズ ビクトリー」では切札勝舞、切札勝太の祖父切札勝三がボルバルザーク・エクスを使用し浦無ズバ子の「5ターン以内に20体のクリーチャーを並べる 」という試練を、エクスのマナ再利用効果を駆使し、コッコ・ルピアのコスト軽減からシンカゲリュウ・柳生・ドラゴンに繋ぎ、龍仙ロマネスクのマナブースト等を駆使してクリアするというとんでもない荒業を見せた。
漫画「ビクトリー」番外編では記憶喪失状態の勝舞も使用している。
そして「デュエル・マスターズビクトリーV」第44話のトッキュー8デュエル(殿堂入り使用可能)にて「ブラック・ボックス・パック」に再録された影響で本家のボルバルザークが数年ぶりに再登場、切札勝太がピンチの時にトップデックから引き当て召喚し、プレミアム殿堂カードの凶悪さをまざまざと見せつけ、フィニッシャーとして活躍した。
なおこの際のイラストはブラック・ボックス・パック仕様のイラストのリバイバル・ヒーローCMの温泉入浴絵仕様であり、また温泉繋がりであるのかオンセンも同じく入浴している。
漫画、アニメでは勝利を除く切り札家勝舞、勝太、舞、勝三が使用しており背景ストーリーで子孫を残している設定を反映しているのかボルシャックを差し置いており切札家の世代を象徴するモンスターとなっている。
背景ストーリーでの活躍
上記の通り無双の名に相応しい活躍を見せるものの「キング・オブ・デュエルロード ストロング7」に再録された無頼勇騎ウインドアックスのフレーバーテキストでは「敵と戦いもすれば、畑を耕しもする。忙しいヤツよ。なのに俺は…。」といういかにもニートと見られかねない働けない(禁止カード)事を皮肉った文章で登場している。
(もっとも同じポディションの聖鎧亜キング・アルカディアスに至っては「故人」扱いされているので健在な分マシなのだが・・・)
なお上記のリバイバル・ヒーローCMで「わしも老けたのぅ・・・」と台詞を言っているが事実聖挙編からリバイバル・ヒーロー発売時点のエピソード1では既に一万年の時間が経過しており、(超獣なので)老けたは兎も角数多くの世界崩壊の危機を生き延び子孫を残すなどそう考えれば歴戦の勇士であり後にエクスとして転生した際に若き日のあの燃えたぎるような情熱を思い出したのかもしれない。
おまけ(海外版の話)
このような悪夢があったにも関わらず海外版では何の調整も行われないまま登場し、海外版デュエル・マスターズそのものを滅亡に追い込んだ…らしい(現在プレミアム殿堂に指定されているサイバー・ブレインと呪紋の化身は本家と比べると弱体化して登場した)。