美濃焼の産地として、そして最近では日本有数の猛暑の地としてその名を知られている。
「これでへばっていては多治見では生きていけない」
盆地という熱を貯めやすい地形に住宅が密集する市街地がフェーン現象の直撃を食らうことにより、夏は異常なまでに暑くなる。
2007年8月16日には最高気温40.9度を観測(同日に同気温を観測した埼玉県熊谷市と並ぶ)、74年ぶりに国内最高気温記録を更新してしまった。…6年後には破られてしまったが。
それから10年経った2017年7月19日、梅雨明けを受け最高気温35.3度を観測した日に公共放送の取材を受けた当地の女子学生の言葉(の要約)がネットに衝撃を与えた。
「もっと暑い日ある これでへばっていては多治見では生きていけない」
そりゃ史上最高記録からは5度低いが…。
生き死にを云々するレベルの猛暑とは一体。
なお全く別の日に滋賀県東近江市の男子学生が取材を受けたときのコメントがある意味アンサーである。
「人間 限界がある」
逆に冬は内陸の盆地という土地柄相当以上に寒くなる(1月・2月の最低気温記録が氷点下9.3度)。
なんというエクストリームな気候か…
やくなら…
美濃焼は古く鎌倉時代からの歴史を持つが、近年の生活習慣の変化や長年の陶土採掘による枯渇の懸念など、先行きに不安材料を抱えている。
…その解決方法(の一つ)が。
「やくならマグカップも」(公式サイト)
現在は地元民間の事業であるが言い出しっぺは多治見市役所らしい。
おい役所。
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愛知環状鉄道:第三セクター前の国鉄(JR東海)時代の路線名は岡多線(岡崎と多治見)