概要
1991年11月15日に「テクモ」から発売されたファミコン用ゲーム。正式タイトルは『ラディア戦記 黎明編』、とあるように本来は続編も計画されていたものの、ゲームがヒットしなかったため「黎明編」のみで続編は制作されなかった。
記憶喪失の少年が過去を探して旅するうちに、世界に起こりつつある事件にかかわっていくというRPG。シームレスで発生する戦闘シーンや、仲間と会話できる会話システムがあり、ファミコンのRPGとしてはかなり深いストーリーなど当時としては斬新な作品であった。
後にナムコに移り『風のクロノア』等をプロデュースした吉沢秀雄が当時携わっている(そのせいか、『クロノア』にストーリーやキャラ名といった継承された点がある模様)。
また説明書内のキャライラストは、後に週刊少年ジャンプで『地獄戦士魔王』を連載する苅部誠が担当した(同氏は後にテクモがリリースした『アクタリオン』でも説明書用イラストを担当)。