ディガルド武国
でぃがるどぶこく
概要
かつて惑星Ziを襲った地殻変動「神々の怒り」以降、惑星Ziの北の地を支配している大規模な軍事国家。
元々はディガルド公国と呼ばれており、工業都市ディグを首都としている。了解を意味する言葉として「ディガー」という言葉を用いる。
長きにわたって古代惑星Zi人たち「ソラノヒト」とは技術を授かる代わりにエネルギーであるレッゲルを提供するというギブ&テイクの関係にあり、その技術を使って大量のバイオゾイドを生み出し、軍の総司令官であるジーンのもと、キダ潘を始めとした各地の町や村をジェネレーター目当てに制圧している。なおディグのジェネレーターがすでに機能を停止しており、ソラノヒトとの取引場所に利用されている。ソラノヒトとは「天空通商条約」と呼ばれる飛行ゾイドの製造を禁止する条約を結んでいたが、最近になってこれを反故にし、バイオラプターグイを開発するなどソラノヒトへも侵略の魔の手を伸ばそうとしていた。
占領した町や村の人々にゾイド乗りとしての適性があるかどうかを専用の石板を使って検査し、適性がある者は兵士となるための教育を受け、そのままディガルドの兵士として戦う事となる。
逆に適性がない場合は奴隷としてバイオゾイドを作る工場建設や工場労働を強いられ、中には命を落とす者もいる。
それだけではなく、奴隷にもならない人間達に対しては一般ゾイドよりも適性が低いバイオゾイドのパイロットを補うためのある非人道的な行いまでしていた。
この事実はほとんどの軍人達にさえ最重要機密でこの事実を知り、ディガルドと決別したザイリンによってディガルド討伐軍に知らされ、衛星放送を通じて世界中に告発。これによって大量の離反者を出すこととなった。
最終決戦におけるジーンの勢力からして植民地の住人どころか離反者以外の国民さえは全員あの非人道的な行いの犠牲になったと考えられる為事実上の壊滅、皮肉にも生き残ったのは討伐軍側に就き、戦場と言う死に近い場所に出向いた軍人達の生き残りだけだった。