オネストは、『遊戯王デュエルモンスターズGX』に登場する光属性・天使族の効果モンスターである。
現在は制限カードに指定されている。
概要
オベリスク・ブルー寮の特待生、藤原優介が所持していた精霊の宿るカード。
声優は星野貴紀で、後に『遊戯王5D's』のジャック・アトラスを担当している。
オネストは英語で「正直な」、「誠実な」を意味する。
フィールド上に表側表示で存在する自身を手札に戻す効果、ダメージステップ時にこのカードを手札から墓地に送ることで、光属性のモンスターの攻撃力をエンドフェイズ時まで相手モンスターの攻撃力分アップする効果を持つ。攻撃名は「オネスティ・クライング」。
攻撃力上昇の効果は手札から発動する効果であるため奇襲性が高く、ダメージステップ時に発動するため妨害されにくいという特性を持つ。相手モンスターをほぼ確実に破壊できる上、実質、ダイレクトアタックを仕掛けるのと同等のダメージを与えることができる。
その使い勝手から、光属性のモンスターを使う上では必須カードとなっている。
なお、互いにオネストの効果を発動した場合、効果処理の関係上、先に発動した方のモンスターが戦闘で勝つ。
アニメでの活躍
幼い頃から藤原を見守っており、彼が事件によって行方不明になると、
彼を探し出すためにダークネスを追い、藤原の姿を借りてデュエル・アカデミアに潜入。
ダークネスに汚染されていたカードを処分していた。
藤原は天上院吹雪達に見殺しにされたと考えていたが、十代によって誤解が解かれる。
十代にデュエルモンスターズ界に危機が迫っている事を伝えた直後、ミスターTの攻撃から十代を庇い重症を負う。
デッキから外された自分はマスターである藤原に捨てられたと思い込んでいたが、実はダークネスの事件に巻き込みたくないという思いからの行動であったと知り、満足気な表情で十代の魂と融合する。
そして十代VSミスターT戦、十代VSヨハンVS藤原戦で使用され、十代を勝利に導いた。
藤原が自我を取り戻した後は、彼の元に戻った。
アニメでは、攻撃力上昇の効果を受ける対象が「レベル7以上の戦士族」だった。
E・HEROネオスとレインボー・ネオスに対して使われている。
その際、背中にオネストの翼が生えるという演出がされた。
OCG化に当たり、かなり強化されたと言える。
効果テキスト
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1100/守1900
自分のメインフェイズ時に、フィールド上に表側表示で存在するこのカードを手札に戻す事ができる。
また、自分フィールド上に表側表示で存在する光属性モンスターが
戦闘を行うダメージステップ時にこのカードを手札から墓地へ送る事で、
エンドフェイズ時までそのモンスターの攻撃力は、
戦闘を行う相手モンスターの攻撃力の数値分アップする。