曖昧さ回避
インド神話のブラフマン
ヴェーダ時代から存在する概念で、古来から非常に多義的な意味づけがなされている。
その中で最も古いとされるのは「ヴェーダ聖典に記された言葉や祭式に内在する力」。
ブラフマンは宇宙で最初に現れた存在であり、宇宙や自然界を活動させる原動力であり、
神々が生まれた大元であり、神々もまたブラフマンを用いることで自身の権能を発揮する。
原理・エネルギーとして記載されると同時に人格的な描写もなされる。
ブラフマンはまたバラモン階級を意味する語でもあり、バラモンたちは
ヴェーダの言葉を唱え、祭式を実践することで神々に働きかけ
利益を得、災いを祓おうとする。
ブラフマンは全ての生類に宿るアートマンと同一であるとされ、
これを悟り「梵我一如」の境地を得ることで輪廻を脱出することができるとされる。
ブラフマンを擬人化した神格がブラフマーであるが、
彼をメインとした信仰は発達しなかった。
デジタルデビルサーガのブラフマン
※イラスト中央下部
「梵天ブラフマン」の名で登場。
真っ黒になり、その光線を浴びた生物をガラス質の物質に変えるようになってしまった太陽。
その奥で待ち構えるラスボス。セリフはなく、その正体が明確に語られることもない謎の存在。
ベターマンのブラフマン
種としての人類の限界を超えるため、魔門麦人が生み出した超人。
後に彼は自分自身をもブラフマンに変える。
漫画「ブラフマン」のブラフマン