概要
肉体(自然系や多くの変形型超人系と同じく、着用している衣服も含む)を複数のパーツへバラバラに分離する事が可能になり、斬撃によるダメージを無効化出来る。
分離したパーツは空中に浮遊し、能力者の思うがままに動かす事が出来るため、人体構造の限界を超えた間合いからの遠隔攻撃も出来る。第三者が足を持ったまま移動すれば飛行も可能。
しかし、足だけは飛ぶことが出来ず、両足を中心とした一定の範囲内でしかパーツをコントロールする事が出来ないため、ルフィに頭と手足が空の彼方に吹っ飛ばされた際には胴体は機能停止していた(その島まで戻ってきてやっと遠隔操作で来ていた)。作者の尾田栄一郎によると細かく分離し過ぎるとコントロールし切れなくなるらしい(せいぜいぶつ切り程度、とも言っている)。そのため、点や線ではなく面で攻撃されると避けにくく、本人も「殴るのはよせ!」と言っている。
また、マリンフォード頂上戦争においてミホークに斬られて無事だったことから、後に覇気の設定が出て使用の有無等で若干物議を醸し出したが、特性上武装色の覇気による斬撃は実体を捉えても能力自体を無効化出来るわけではないので恐らくダメージは受けないと思われる。
なお、頭と体が離れていても身体機能には影響がなく、食事も出来る。
バラバラの実を食べた人物
ロジャー海賊団の見習い船員時代、敵の海賊団との戦闘中に財宝の地図を見つけて独立を決意。資金を得るためにバラバラの実を食べたふりをして横領し、(あとで売り捌く為)コッソリとオーロ・ジャクソン号から脱走しようとするが、当時同僚だったシャンクスが突然話しかけてきた際に誤って実を飲み込んでしまい、能力者となった。かくしてバギーの「海底に沈んだ宝を独り占めする」という夢はあっさりと潰えてしまうのだった…。
なお、第0話では
シャンクス「お前いくら切られても死なねェ体になったんだからいいじゃねェか」
バギー「弱点はいっぱいあんだよ!!バーカ!!」
とのやりとりがあることから、金獅子のシキと戦った「エッド・ウォーの海戦」時点ではすでに悪魔の実の能力者になっていることがわかる。