No.15ギミック・パペット-ジャイアントキラーは、『遊戯王ZEXAL』に登場するランク8・闇属性・機械族のエクシーズモンスターである。ナンバーズの一体。
現れろ、No.15!地獄からの使者、運命の糸を操る人形…。ギミック・パペット-ジャイアントキラー!
現れろ、No.15!運命の糸を操る地獄からの使者。漆黒の闇の中より舞台の幕を開けろ!ギミック・パペット-ジャイアントキラー!
概要
Ⅳが使用するエクシーズモンスター。
アニメ版では、ナンバーズ特有の戦闘破壊耐性に加えて、フィールド上に存在するこのカード以外のエクシーズモンスター全てを同時に破壊し、さらに破壊したモンスターの攻撃力分のダメージ(元々の攻撃力ではない)をそのモンスターのコントローラーに与える効果を持つ。
この効果では自分のエクシーズモンスターも巻き添えになってしまうため、タッグデュエル「III&IV vs 遊馬&カイト」戦では、IIIはNo.の効果破壊を防ぐ「ナンバーズ・ウォール」を使い、No.33先史遺産-超兵器マシュ=マックを守っている。
効果発動時には胸部のローラーが開き、エクシーズモンスターを破砕しながら飲み込んでいく凄惨な光景が繰り広げられる。さらに効果ダメージを与える時には胸部から砲門が伸び、相手にプレイヤー対して攻撃を行う。
その演出はⅣのファンサービスと言う名の残虐性をよく表現していると言える。
初登場時には既に相手ライフが0になっているにもかかわらず、「ファンサービス」と称して直接攻撃を行なっている。とっくに鉄男と委員長のライフは0よ!
その後もⅣのデュエルでは全て登場。
序盤にエクシーズ召喚され、その都度効果により相手のエクシーズモンスターを破壊しているが、返しのターンに倒されるという展開がお約束になっている。
ZEXALⅡでは、かつてのシャークを取り戻すため、ナッシュ(神代凌牙)戦ではⅤから託されたカード「RUM-アージェント・カオス・フォース」によって「CNo.15ギミック・パペット-シリアルキラー」へ進化した。
攻撃名は「ファイナルダンス」、効果名は「デストラクション・キャノン」。
攻撃の方はジャイアントキラーが鞭でそのまま叩くというもので、ネタ方面で使いやすいのか、単純にⅣ関連のネタでも良く使われる。
なお、「ファイナル」という単語には「最後の、最終的な」という意味の他に「決定的な」という意味も含まれる。近頃のパワーインフレが激しい環境においては、この攻撃力が「決定打」となることはまず無いが、ネタとして用いた場合ならば(やりようによっては)見る者の腹筋に「決定的な」打撃を与えることは不可能ではないだろう。
OCG版
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/機械族/攻1500/守2500
レベル8モンスター×2
自分のメインフェイズ1でこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを破壊する。
破壊したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、さらにそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。この効果は1ターンに2度まで使用できる。
OCG版では特殊召喚されたモンスターであれば、エクシーズ以外のモンスターに対しても発動できるようになり対象が広がった反面、1体ずつしか破壊できない。エクシーズモンスターだった場合に攻撃力分のダメージを与える効果は引き継がれている。
また、メインフェイズ1でしか効果を発動できないため、レベル8モンスター2体で戦闘後、メインフェイズ2にエクシーズ召喚→即座に効果を発揮という事はできない。
つまり、バトルフェイズ中に特殊召喚されるトラゴエディア、冥府の使者ゴーズ等に対し、そのターン中にこのカードで対処することはできない。
効果使用時に手札を使わない事、2回使えるので素材をすぐに落としきる事が出来る点は同じランク8で除去効果持ちの聖刻神龍-エネアードには無い部分となる。
ただ、基本的に攻撃力の高いレベル8モンスター2体を素材として、なかなかの破壊効果を持っている反面攻撃力が1500と下級準アタッカーにさえたやすく負けるような守備型のモンスターなのでフィニッシャーとしてはかなり問題がある。
万一フィニッシャーとして攻撃表示で出したのにバーン効果を合わせても相手ライフを削りきれなかった場合はそんな貧弱な攻撃力を晒すことになるため少々扱いづらい。