OCG
カードテキスト
効果モンスター
(1):自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードの攻撃力・守備力は自分の手札の数×600アップする。
(3):1ターンに1度、手札からモンスター1体を墓地へ送り、
そのモンスターと同じレベルの相手フィールドの
表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターのコントロールを得る。
(4):1ターンに1度、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
このカードのレベルはターン終了時までそのモンスターと同じになる。
紹介
Vジャンプ2008年10月号の付属カードとして登場したカード。
戦闘ダメージを受けたときという条件は満たしやすく、似た効果を持つ冥府の使者ゴーズと違い条件もないため、特殊召喚はやりやすい。
攻撃力・守備力は手札に左右されるので安定しない。
手札を維持しやすいデッキなら高攻撃力が望めることもある。
メイン画像にあるマドルチェ・マジョレーヌの他、E・HEROエアーマンやガジェットのように同名カードや同カテゴリカードをサーチするモンスターとは相性がいい。
他にも相手ターンには手札に戻ってしまうスピリットモンスターや妖仙獣と組み合わせ、相手ターンの守りをこのカードでカバーするという戦術も考えられる。なお、スピリットならびに妖仙獣は、使いまわしが効くうえに同カテゴリーカードをサーチできるモンスターを抱えているため、そういった意味でも相性がいい。
コントロール奪取効果は強力だが、相手モンスターと同レベルのモンスターがいないと使えない。
モンスターの数が多いデッキなら選択肢も増えるが、そうじゃないなら発動出来たらラッキーくらいになる場合も。
レベル変更効果はシンクロ召喚やエクシーズ召喚の際にとても使いやすい。
便利な効果が多かったためか、2010年3月1日に制限カードに指定された。
その後、2011年9月1日に準制限カードになり、2015年1月1日に制限解除された。
外部リンク
遊☆戯☆王GX
漫画「遊☆戯☆王GX」では、物語の黒幕・ラスボスとして登場する。
元々は古代エジプトの時代、アクナディンによって滅ぼされたクル・エルナ村出身(盗賊王バクラと同じ出身である)の占星術師の男が、
その憎悪によって心に生み出した邪悪な魔物(カー)。
心臓を「白き羽の精霊」(ハネクリボー)に取り込まれ(この影響で元々白かったハネクリボーが黒く染まった)、神官達に石版へ封印され、さらに石版を砕き建設中だった王墓の一室に幽閉されていた。
現代になって遺跡発掘により覚醒。様々な人間に乗り移り、
カードデザイナーだったエド・フェニックスの父親の体を乗っ取ってプラネットシリーズなどを作成し、
アメリカ・デュエル・アカデミアの校長、Mr.マッケンジーを乗っ取って完全復活のために暗躍。
最終的には遊城十代と万丈目準に破れ、「白き羽の精霊」(ハネクリボー)とマアトの羽(光と闇の竜)に封印された。
作中ではトラゴエディアのカード自体は登場していない。
また、トラゴエディアがカード化された時点では、漫画内ではまだトラゴエディアについてあまり明かされておらず、何故OCG化しようと思ったのかは謎である。
その他
アニメ「遊☆戯☆王5D's」の80話でOCG版のこのカードが登場している。
まだ漫画版GXの連載中というタイミングだったため、ファンを驚かせた。
セキュリティのコンピュータ内部の詰めデュエルで登場したのだが、クロウとジャックの失敗により二度も聖なるバリア-ミラーフォース-に破壊されるという残念な扱いだった。
ゲーム「デュエルターミナル」では、闇バクラのデッキに投入されており、専用ボイスもある。
クル・エルナ村出身つながりだろう。
ゲーム「遊☆戯☆王5D's WORLD CHAMPIONSHIP 2010 Reverse of Arcadia」では対戦相手として登場。
デッキ名は「To ラゴる」。元ネタはあの作品だろう。