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キワ90の編集履歴

2019-10-06 09:24:41 バージョン

キワ90

きわきゅうじゅう

国鉄が昭和35年にローカル線向け貨物列車の動力分散化の試験のため製造した有蓋気動貨車。

概要

国鉄昭和35年に貨物列車の動力分散化の試験のため2両製造した有蓋気動貨車。当時の内燃車向け標準高速ディーゼル機関であったDMH17系エンジンが非力で自車を軽くしないといけないため二軸貨車として製造された。

大まかな構成

運転台の二軸車で、車両中央部に7t積の貨物室がある。主機関はDMH17C型1基で、他の旅客用気動車同様駆動方式は液体式。車軸は一方が駆動軸でもう一方が付随軸となっている。

試験配属とその結果

DMH17系機関の非力()さゆえ、想定していた貨車2両牽引ですらいっぱいいっぱいで勾配区間にかかるとさらに速度が落ちてしてしまい実用にならなかった。しかも、幹線では駆動軸の空転防止のため貨物か死重を積まなければならず、合理化にも付与できないという残念な結果となってしまった。

そのため休車が多くなり、緩急車の代用車として時々使われた後、キワ90-1は廃車、キワ90-2は電化工事用の装柱車(事業用車のひとつ)として改造された後昭和59年に廃車となった。



補足

本形式が搭載していたDMH17C型の定格出力は180馬力。現在の基準でみると普通~中型トラックのディーゼルエンジンの定格出力と同レベル。

投稿イラストの傾向

かなりマイナーな車両ゆえか現時点(2019/10/06現在)ではメイン画像のみ。

関連タグ

国鉄 貨車 気動車

試作車


M250系・・・後の世代の成功例(こちらは貨物電車)

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