概要
百獣戦隊ガオレンジャーのリメイク版で、ストーリーの基本展開はかなり原典に近い。
ただし明朗な作風だった原典と比較して、悲劇的な要素も多く特にレッドの設定は重くなっておりラスボスとの因縁が話の骨子として組み込まれている。
(子供向け番組の表現規制が厳しいアメリカの事情を考えると、日本の原典より鬱展開が組み込まれるのは異例なことである)
変身コールは「ワイルドアクセス!」である。
登場人物
- コル・エヴァンス/レッドライオレンジャー(ガオレッド)
ジャングルで育った野生児で動物の言葉がわかる。1枚の家族写真を頼りに、両親を探して街にやってきてふとしたきっかけでパワーレンジャーに加入。中盤で両親が既に殺害されていた事を知る。
原典では獣医だったが、本作品では「戦いが全て終わった後、獣医になることを決心」という結末になっている。
- テイラー・イアハート/イエローイーグルレンジャー(ガオイエロー)
米国空軍の女性パイロット(原典は男性の航空 自衛官)で勝ち気な女性。金髪の白人。
ちなみに、現実のアメリカにも結構女性の戦闘機パイロットは存在する。
- マックス・クーパー/ブルーシャークレンジャー(ガオブルー)
以前はプロボウラーになりたがっていた高校生。ダニーと仲がいい。
- アリサ・エンリレ/ホワイトタイガーレンジャー(ガオホワイト)
環境学専攻の女子大生。戦いの無いときは大学に通っている。父が著名な武道家のため、生身でも強いが心優しく面倒見がいい。
- ダニー・デルガド/ブラックバイソンレンジャー(ガオブラック)
元花屋の店員。ごつい体に似合わず、熊のぬいぐるみがないと眠れない。
- メリック・バリトン/ルナウルフレンジャー(ガオシルバー)
3000年前の戦士。先代のマスター・オルグを封印する過程で自らも封印されていた。
- プリンセス・シャーラ
原典のテトムに相当する、メンバーの司令官的存在でアニマリアのプリンセス。
巫女というより「プリンセス」らしく、花の王冠状のものを被っている。
- エヴァンス夫妻(リチャード・エヴァンス、エリザベス・エヴァンス)
回想のみに登場。コルの両親。かつてビクター・アードラーと同僚かつ共通の友人だったが、後述の理由によりビクターに逆恨みされていた。伝説上のアニマリアの実在を証明する研究や調査を行っており、本編開始の20年前に当時赤子だったコルを連れジャングルにビクターとともに調査に訪れた際殺害された。
その際妻のエリザベスはとっさにコルを隠し、コルはその後ジャングルに住む部族に家族写真ごと拾われて育てられた。
登場人物(敵)
- マスター・オルグ/ビクター・アードラー
本作のラスボス。かつては人間で、コル・エヴァンスの両親と同僚の科学者だった。
コルの母エリザベスに惚れていたが告白直前に彼女がコルの父リチャードと婚約し、さらにリチャードが研究で高い名声を得たため彼らを逆恨みしていた。
エヴァンス夫妻とジャングルに調査に訪れた際、先代マスター・オルグの芽を見つけて食べて能力を獲得し、エヴァンス夫妻を殺害して自分は現代のマスター・オルグとなった。
当初はオルグの能力を得た人間止まりだったため作り物の角をつけていたが一端倒されて部下達にも見捨てられた後本物のオルグと化す。
- ジンドラックス(ヤバイバ)
ピエロのデュークオルグで、トキシカのパートナー。オルグ復活前は人間に化けて野犬捕獲員になっていた。ジャガロンという弟がいる。
- トキシカ(ツエツエ)
ジンドラックスのパートナーで、二人で一般のオルグをスカウトしたり倒されたオルグを巨大化させる。
- ゼン・アク(狼鬼)
3000年前に封印されていたデュークオルグ。その正体はメリックがウルフマスクの力でオルグ化した姿。
- レティナクス(シュテン)
マスター・オルグのボディーガードであるオルグジェネラル。主君を守れなかったことを恥じて身を隠していたが、マスターの復活に伴い再び出現した。
- ネイザー(ウラ)
ウルフマスクの管理者であるオルグジェネラル。
- ヘリコス&アルティラ(プロプラ&キュララ)
戦車とヘリに似たオルグジェネラル。