CV:那須めぐみ
概要
グローランサーIV_Returnに登場。
侵蝕者・ヴェスターとの最終決戦の末に異世界へと消滅した(リメイクでは旧ルートにあたる)クレヴァニールが出会った謎の女性。
クレヴァニールの意思を問いかけ、この世に留まりたいと願う彼を更なる別世界へと送りだす。
その正体は三国大陸へと移住した人間の末裔。即ちグローシアンの少女で、Ⅱのヒロインの1人であるアリエータと同世代に当たる人物だが、魔力が最も弱い部分日食の日に生まれた為、地位は低かった。
形の原住生物ゲーヴの王・ゲーヴァスとの融合実験に失敗し、ケーヴァストと人格が融合してしまった結果、正気を失い暴走したグローシアンの王・ヴェンチェルに目を付けられ、人体実験を繰り返された結果、時空の狭間を漂流する体へと改造されてしまい、1人孤独に時空を彷徨っていた際にシオンと出会い、同じ孤独を抱えるもの同士として心を通わせていた。
しかしそのシオンは暴走の果てにスレイン達に討たれてしまい、最大の理解者であった彼を奪われた彼女は復讐を決意。偶然時空の狭間を彷徨っていたクレヴァニールを見付け、彼を復讐を果たすための道具として利用する………筈であった。
しかしクレヴァニールに触れ合う内にその思いは次第に揺らぎ始め、最終的にはクレヴァニールと共に彼のいた世界へと転送される。
しかしそこはクレヴァニールが元いた時代より200年も過去の世界であり、更に今まで時空を漂流していた彼女はその世界の生物と融合し中れば存在を維持できない状態に陥っていた。
そんな彼女に対してクレヴァニールは彼女を救うために自分の体を使うように進言するが、彼を元の世界へと帰したいと願う彼女は海に飛び込み、一匹の魚と融合。人魚の姿となると、残されたすべての力を使ってクレヴァニールを元の時代へと送り帰すのだった。
なお、Ⅳ本編で語られた“マーキュレイ建国に協力し、託宣という形で予言を残した人魚”とは彼女のことで、託宣を残せたのも時空に干渉する力があった為である。